○○○酒※/敏京
「京君お願い」
「嫌やボケ死ね」
「せっかく作ったんだから!」
「お前が勝手に作ったんやろ」
何か、敏弥んち来たら、敏弥が何かキッチンでしよって、放置しとったらアホなお願いされた。
「京君甘い物好きじゃん」
「好きやけど」
「だから俺のに生クリーム塗ったらフェラ出来るじゃん!」
「発想がキモいんじゃボケ!!」
「何でだよ!京君にフェラして欲しい!」
「嫌や!死ね!!」
うん。
白いモンをボールで泡立てて、ベッドに座る僕の前に座る敏弥。
言うとる事はアホな事やのに顔は真剣なんが、余計キモい。
「何でしてくんねぇの!」
「される方が好きやから」
「俺もされたい」
「オナホ使ったら?」
「京君がいるのに何でそんな物を使わなきゃなんねぇの」
「ほな諦めぇや」
「お願い。きっと生クリームで美味しいから。舐めて?」
「嫌や変態」
もう何かこの会話がアホっぽいって言うか、呆れて嫌んなって来た…。
帰ろうかな…せっかく来たのにまた帰るんもめんどいな、でも。
「もう帰る」
「え!?やだ!」
「煩い。何かお前ウザイ」
「やだダメ!帰っちゃダメ!」
「僕が嫌」
「な、なら!俺が京君のに生クリーム塗ってフェラするから!」
………。
コイツ必死過ぎやん。
立ち上がりかけたのに腕をガッチリ掴まれて仕方無くまたベッドに腰を下ろす。
何でこう…敏弥ってこんなんなん…。
呆れて黙っとると、ボール持ったままの敏弥が、片手で僕のジーンズのボタンに手ぇかけて来た。
「ちょ、何しとん」
「気持ち良くしたげるから、ね?帰んないで」
「…最低30分はせぇよ」
「……頑張る」
何か、敏弥が僕にフェラして欲しいって話やったのに、普通に敏弥がするんかい。
いつも通り…ってワケでも無いな。
その白い物体、僕のに塗る気か。
「ジーンズ汚れるかもだから、全部脱ごうね」
「生クリーム塗らんかったらえぇ話やん」
「せっかく作ったんだから塗るのー」
「はぁ…お前ってほんまアホやろ…」
「いいじゃん。たまにはこう言うのも気持ちイイよ」
「ん…ッ」
まだ反応しとらん僕自身を掴んで、先端にキスしてから咥え込まれる。
敏弥のあったかい口内に包まれて反応して、勃って来る。
すぐに口を離して、敏弥はボールん中に入った生クリームを手で掬って僕のにかけて来た。
視覚的に何か…無理。
と言うか、こんな事を許可した僕もキモい。
「冷たいし…」
「ちょっと我慢して?いただきまーす」
「は…何やそれ」
「食べ物みたいじゃん」
「ん」
勃ち上がった僕のに、生クリーム塗って、そのいつもと違う見た目のが敏弥の口内に吸い込まれる。
僕はベッドに座って、敏弥は膝ついて股間に顔埋めて。
うん、やっぱこの体勢の方が好き。
気分えぇやん。
生クリームが手伝ってか、いつもよりか音を立てながらフェラする敏弥。
ぬるぬるする気ぃする。
「はぁ…あっま…」
「ッは…当たり前やん…まだまだやで。早よして」
「甘過ぎる……あ!」
「あ?」
「ちょっと待ってて」
「…何やねん」
何か僕放置されて敏弥はキッチンへ。
冷蔵庫開ける音。
…と、すぐに戻って来た。
その片手にはビール。
……何する気なん、コイツ。
「俺生クリームあんまり好きじゃねぇから、こっちがいい」
「はぁ?それで何するん」
「んー?ワカメ酒」
「……は?」
「足閉じてー」
「ちょ、何してんねん!」
何か、ベッドに上がらされて正座。
足しんどいねんけど。
もう何なんコイツ!
せっかく作ったからとか言うて生クリーム使いよったんちゃうんかい!!
「はい、冷たいよー」
「うわッ、何しとん!」
正座した、股間と言うか、太股?んトコにビールをぶちまけられた。
段々、足んトコに溜まって行くビール。
「足閉じててね。ビール零れるから」
「お前何なん!ほんま何なん!最悪や!」
「痛い痛い。髪引っ張んないで!!」
「死ねハゲろ!」
もー…嫌や。
冷たぁて僕の萎えてもうたし、何より、敏弥の性癖が嫌や。
「絶対気持ち良くするから。飲ましてよ。京君のワカメ酒ってかビール?」
「早よして冷たいしムカつく」
「うん」
ベッドの上で正座する僕の股間に顔を近付け犬がするみたいにビールを舌を出して舐める。
しゅわしゅわする…。
敏弥が四つん這いで舐める姿は興奮するけど。
「あ、京君のまた勃ってきた」
「煩い。早よ舐めろ」
「ビール味っていいね」
「変態」
股間に顔突っ込んで、ビールを舐め取った敏弥は勃ち上がった僕自身をゆっくり舐める。
下から見られるその視線が最高にエロくて気持ちえぇ。
ビールも無くなって、本格的にセックスに雪崩込む時に不意に生クリームの入ったボールが目に入ってウンザリしたけど。
まぁ敏弥に食わせるからえぇわ。
そう思って、もうアホでどうしようも無い恋人の愛撫に集中してった。
終
20090129
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