アルコール@※/京流




今日は珍しく京さんがお酒を飲んでいた。
今までは無かったのに、結構な量を飲んだらしくて顔が赤く、気怠そうにソファに座っている。

そのソファに座ってる京さんの足の間に、向かい合って床に座り股間に顔を埋めてる、俺。
30分以上フェラしてるけど、京さんは一向にイく気配がねぇ。

酒飲んでるからだろうけど…泣けて来る。
顎が痛ぇし、無言の中、唾液をダラダラ零して舐める水音だけが響く。
無理して根元まで咥えて喉奥で京さんのを締め付けながら、上目で京さんを見上げるとただ煙草をふかしてるだけ。


今日は殴られては無い。
金渡して、舐めろ言われて、今の体勢。

何か、あったんですか、京さん。

俺が聞ける立場じゃねぇけど。


「んっ、…ふ…ッ」


俺の苦しそうなくぐもった声が聞こえる中、京さんは微動だにしない。
何か言って欲しい。
下手でも、何でもいいから。

俺になんか関心が無いように、煙草を吸う。
多分、煙草にも意識はいっていない。
フィルターが長く、灰になっていってるだけだから。
ただ萎える事の無いソレを、京さんがいいと言うまで舐めるしか無い。

膝は痛いし顎も痛い。
段々吸い付く力も無くなってきた…。


「疲れた…」
「ん…っ?」


ポツリと呟かれた言葉に、顔を上げようとしたら頭を京さんの手で押さえ付けられる。
ちょっと前屈みになって、煙草をテーブルに置かれた灰皿に置く気配がする。


「もうしんどい…僕の意味って何なんやろ。なぁ、何やと思う?僕ってただ歌うだけしか無いんかな。そんなに歌う時の僕が大事なん?なして僕が同情されなアカンのやろ。なして…」
「ん…ッ」


独り言。
そう思っていても呟く京さんの声色は泣きそうな声で、何か言葉をかけたいけど口は塞がれて無理。

京さんの心ん中は、わかんねぇし俺の言葉なんか望んでるワケじゃねぇのかもしれない。
けど、そんな風に、寂しい事を言わないで下さい。


「もうえぇわ。乗れ」
「ッは…、え?」
「上乗れや。早よせぇ」
「え、でも…」


慣らしても、無い。
口ん中から京さんのを引きずり出されて、息をしながら唇を拭う。

戸惑い気味に京さんを見上げると顔を歪ませてチッと舌打ち。

ヤバい。
怒らせたく無い。


「待って、下さ…」


急いで下着ごとズボンを脱ぐ。
自分で慣らすとか、した事無い。

慣らさないまま突っ込む痛みは、自分でもよくわかってるから少し躊躇う。
…けど、迷ってる暇は無い。

そるぁに座って背もたれに背を預ける京さんの身体を跨いで、俺の唾液でベタベタな京さん自身を掴む。

自分で挿入とか、した事ねぇし…でもあんまグズグズしてると京さんの萎えそうだし。

相変わらず、京さんは興味無さそうに俺のする事を見てる。
でも、京さんが見てるってだけで興奮。

意を決して、秘部に当てがうとそのまま体重をかけて京さんのを飲み込んだ。



「あ"ッ、あぁ"ア…っ!!ぃっ、痛…!!」
「煩い」
「ひぅ…ッあ"!」
「キツいし。緩めぇや」
「うぁ…っ、ごめ、なさ…!」
「早よせぇって愚図やなホンマ」


慣らさず、無理矢理突っ込んだら激痛。
痛い。
痛すぎる。
でも自分で入れるしか無いから、痛すぎて途中で止まる。
なかなか入らねぇ。

京さんの身体を跨いだ足がガクガク震えて、これ以上腰を落とす事も抜く事も出来無い。
痛い。

それでも京さんは容赦無く、尻の肉を平手打ちして急かす。


「ん"…ッぃ"あ…!いたっ、痛いぃ"…!」
「ッは…あー…動け」
「ぅ"…っ」


なかなか最後まで入れられないと、京さんが腰を掴んで無理矢理引き下ろした。
根元までソレが入り込み、引き裂かれるような痛い。
でも逃げられない。


涙が出て来た。







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