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 決定的瞬間という名の不慮の事故(探偵)

いつものようにカメラを首にかけ、歩いていた。
ふと足を止めた場所は街路樹が立ち並ぶ道路沿い。風が通り抜けるたびに舞い上がる葉っぱが秋を呼び込んでいる様だった。

自然とカメラを構えていた。小さな画面へと世界を切り取る瞬間が何よりも好きで。シャッターを降ろすその時、横を通りすぎようとしていた人が足を止めた。

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

耳が吹き飛ぶような悲鳴が側で上がる。レンズ越しの世界に集中していた目線を上げた先で

鮮血が生き物のように地面へと進み広がっていた。


………


「また君かね!!」
「不可抗力だし…」



カメラ持って色んなとこに散歩に行くのが趣味の学生。
しょっちゅう犯行現場とか人が刺される瞬間とか人が降ってくる瞬間とか犯人が逃げようとしている瞬間とかを撮影してしまう(偶然)
たまに撮られていることに気付いてしまった犯人に襲われたり追いかけたりする(不慮の事故)
しょっちゅう現場にいたりするけど本人には何にも高い能力がないから見ててはらはらする目暮警部と、電話すると直ぐに出てくれるしもはや慣れてるからさっさと写真確認してさっさと解放してくれる目暮警部になついてる主の話
性別はまだ決めてないしこれ誰よりの夢ですか目暮夢ですか(?)


2021/06/01 22:32
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