【くれまい】侍と巫女
【通称】侍巫女(さむみこ)編、紅舞(くれまい)編 【時代】平安時代?(朝廷が権力握ってた頃) 【登場】鈴生紅晴、舞姫 【一言】侍と巫女が憎しみあって死ぬ話。
遥か昔、戦で必ず勝つという?鈴生紅晴(すずなりのくれはる)?という侍が居た。 負け知らずの戦神として崇められる反面、敵であれば女子供でも容赦無く殺していたので、他の国々からとても恐れられていた。
家臣は一部の者しか信用しておらず、外様や他の民等は全て恐怖で支配し、反乱も度々起こったが全て力でねじ伏せていた。 また、王朝の意向を無視し、領土を広げ続けていたため、王朝とは敵対・討伐軍を全て撃退していた。
そんな紅晴の元に一人の巫女が現れる。
その巫女は王朝に仕えており、巷では?舞姫?と呼ばれていた。また、王からの寵愛を受けているなど謎多き女性であった。
巫女は、今は様々な人々を救う旅に出ており、たまたま通り掛かった場所が紅晴の領地であった為、挨拶をしに参ったという。 巫女に興味を持った紅晴は、(監視の意味も込め)部屋を用意してやり、巫女の自由にさせた。
ある晩、紅晴は巫女の部屋を覗きに行くが、寝床がもぬけの殻だった。やはり王朝の間者だったか…と考えを巡らせていると、ふと置き書きがあるのに気付く。そこには舞姫の居所が書いてあった。
辿り着いた先には、滝で水浴びをしている舞姫が居り、やはり来ると思っていたと紅晴の方を振り返った。
「お前、私が欲しいだろう?」
私の心が欲しくばまた明日の晩、ここに来いと言い放ち、それから二人は逢い引きを繰り返すようになる。
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