▼マツミナ:ミモザの花 「ミモザサラダだぜ!」 「ミモザ?」 「黄色い花だぜ! ゆで卵の黄身をこうして網でこしてな」 「なるほど。今度写真とか見てみるよ」 「それなら写真集がどこかにあったから後で見るか?」 「写真集なんてあるの?」 「春の花を集めてあった本で、勉強ついでに買ったんだぜ」 「ああ、エンジュに住んでると季節の花をよく見るからね」 「和菓子とか、季節の行事とかでよく見るからな」 「それなら食事が終わったら見せてくれる?」 「もちろんだ!」 11/08 |
▼マツミナ:たんぽぽ 「あ、たんぽぽが咲いてる」 「もうそんな季節なんだな」 「つくしもあるだろうね」 「もうそんな、季節なんだな……」 「そうだね、どうかしたの?」 「そろそろスイクンにとっても過ごしやすい季節になったなと思ってな」 「春が?」 「冬は寒そうにしてるぜ」 「そうだったんだ」 「北風の化身なのにな」 「やっぱり生き物なんだね」 11/08 |
▼膝獅子:お年玉 「ああ、獅子王。明けましておめでとう」 「お、膝丸か。明けましておめでとう! 今年もよろしくな!」 「嗚呼、よろしく頼む。それで、手を出せ」 「うん?」 「今年もよろしく頼む」 「お、おおう?! なにこれ!」 「お年玉だぞ?」 「何で?!」 「兄者と相談してな、兄弟揃って世話になったんだ。必要だろう」 「え、あ、うわ、そんないいのに」 「まあ用意したからには受け取ってもらえると嬉しい。あとこれは俺の分だけだからな。兄者に会ったらまた貰うと良い」 「えっ、まだくれるのか?! これ結構分厚いけど?!」 「相場が分からんからな」 「ええ、ああ、ありがとうございます……」 「ああ、今年もよろしくな」 03/11 |
▼鶴獅子:鏡餅 「おお! 鏡餅か!」 「おー、でかいよな」 「審神者のやつ気合い入れたな! これは鏡開きが楽しみだ」 「俺は餅切り係が可哀想でならない」 「もっと素直に感動とかないのか?」 「鏡開き係が鶴丸だって知ってるからな」 「は?! おい待て! それマジか」 「主が、驚き好きなら喜ぶだろうって」 「お、驚きだ!!」 03/11 |
▼じじしし:初日の出 「おお、年が明けたな」 「初日の出、眩しいなー」 「うむ。わざわざ審神者に頼んで外に連れてきてもらってよかった」 「じゃあ完全に日が昇ったら帰るぞ! 帰ったら一度寝て、それからみんなに挨拶しようぜ」 「嗚呼、そうしよう」 03/11 |
▼笠今:あけおめ 「あけおめことよろ」 「略称かい」 「ほら返事しろよ」 「あ、あけおめことよろ」 「おう」 「ああもう、何か恥ずかし」 「お前変なところで恥ずかしがるよな」 「笠松と違って繊細なんや」 「お前が繊細とかどの口が言う」 03/11 |
▼笠今:おせち 「おせち食うぞー!」 「朝からハイテンションやな。明けましておめでとう」 「これからもよろしくな。さあ食うぞ」 「いや待たんかい。まずな、着替える」 「正月から寝坊してんじゃねえよ」 「そんなに遅うないのに理不尽!」 「大丈夫、お前が起きるまで食わねえよ。ゆっくり用意して居間に来いよ」 「あーそうさせてもらうわ」 「あ、お雑煮作っとく」 「それはワシが作るから」 03/11 |
▼マツミナ:年賀状 「はい、ミナキ君の分」 「お、届いてたのか」 「今年もミナキ君への年賀状がうちに届いてたわけだけど、いつからこうなったのかな」 「さあ……? でも年末年始をこの家で過ごし始めたらすぐだった気がするぜ」 「エリカさんからかな」 「ああ、エリカには話していたな。そうか、彼女から広まったのか」 「感謝したいような、なんかモヤモヤするような」 「変な嫉妬は見苦しいぜ」 「というより、完全に皆の公認になってる雰囲気が嬉しいかも」 「お、おう」 03/11 |
▼マツミナ:新年 「新年明けましておめでとうございます」 「明けましておめでとう。今年もよろしく、だな!」 「そうだね、さてそろそろ眠ろうか」 「明日は挨拶回りがあるんだったか?」 「いや、ジムをね、早く開けるの」 「ああ、新年早々チャレンジャーの予約が」 「予約してない人も辻狩りかって嵐のように挑戦しに来るからね」 「新年早々、道場破りならぬジム破りか。回るのか」 「全ジム回るんだろうねえ」 「すごいな」 「頑張るよ」 「応援してるぜ」 03/11 |
▼うぐしし:花火 うぐしし:花火 「花火大会があるって! 」 「そうか」 「なあ一緒に行こうぜ! 」 「わかった」 「やったー! 」 「ならば浴衣を見繕うか」 「……なんで? 」 「花火大会なら浴衣だろうと聞いたぞ」 「誰から」 「誰だったか。まあいい。呉服屋に行くか」 「ゆ、浴衣なら持ってるって! 」 「俺が見繕ってやりたいのさ。門のところで待ち合わせるか」 「えっ、わ、わかったすぐ準備するから! 」 「ああ、また後で」 12/31 |