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何て言うんだろう。
笑顔を見れただけでキュンとしたり、さりげない優しさを見てキュンってしたり。
キュンキュンしまくって私、今とても幸せ。


「おーい留奈(るな)ー!‥‥ダメだ。完全に自分の世界に行っちゃってる」

「あ、亨(とおる)くんだー」

「え!?ど、どこ!?」

「あからさまな反応だねぇ。そんなに朝比のことが好きだったとは」


亨くんがいないと分かって、私は席に座り直す。前の席の椅子を借りて座っている私の友達Aもとい祐香は、私を見て楽しんでいる。


そんなに分かりやすい反応かなぁ。
私が亨くんのことが好きっていうのは、もう少ししてから言おうと思っていたのに、すぐにバレちゃったんだもん。


頬を膨らませていたら、横に立っていた美保に潰された。ふしゅーと間抜けな音が出て、空気が抜ける。


「まぁまぁ、そんなに拗ねないで。あ、今度は本当に朝比が来たよ」


私はすぐに亨くんを見付けた。
亨くんは友達と楽しそうに話している。笑う横顔。
……あう。今、キュンとした。


「あー。また自分の世界に飛んじゃったみたいだよ」

「朝比ねぇ。まぁそこまで悪くはないと思うけど、何で好きになったのやら」

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