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良かった、私は3番だ。


ほっと胸を撫で下ろす。どうやら、4番は美保で5番は美保の隣に座っていた男の子だった。えーやだーとか言っているけど、満更でもなさそう。

それから二回目の王様は、男の子。指名された二人は両方とも男の子だった。だから、亨くんがやらなきゃいけないんだけど…。

命令が「3番が1番を押し倒す」。
1番は亨くんだから、押し倒されることになる。な、何かそんなのイヤだっ!


「おいおい、マジかよ」

「覚悟しろよ亨!」


うう、見てられない。やっぱり王様ゲームって、どんどんエスカレートしていくからイヤだよ。祐香と美保は、きゃーとか言っちゃってるし。


そんな中、三回目。王様は美保。‥‥仕組まれてなんかないよね?
遂に指名がかかってしまった。その内容は。


「1番が6番に、お菓子を口移しー!」


ない。ないない!
どうしてそんな命令をするのよーー!!美保のバカ!そんなこと言うとは思わなかったっ!

6番は私で、1番は誰…?
まだ祐香だったら良いけど、知らない男の子だったらどうしよう。


そして、1番を引いた人は
──亨くんだった。

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