4/12 「へ?そ、そうかな?」 最後に意味が分からないことも言ってたけど、二人がカワイイカワイイと言ってくれるから、何だか照れ臭いな。 「じゃあ行こっか」 そう言って私たちが向かった先は、カラオケ。 カラオケに行くんだったら、別にオシャレをしなくてもいいと思うんだけどなぁ。 なんて思ってたら、二人は受け付けもしないで中へ入っていってしまった。私は慌てて二人を止める。 「ねぇ!受け付けしなくていいの?」 「うん、いいのいいの」 何故か二人はニヤニヤして私を見ていた。何か、イヤな感じがするな…。遊びに誘われた時に、変だなとは思ってたけど…。 二人は目的地に着いて、部屋を開けた。 部屋には既に人がいた。男の人が三人。その中の一人が歌っている最中だった。 こ、これってまさか合コン? そんなの聞いてないーー!! 「お待たせしましたーっ!女性陣の登場でーす!」 「よっ!待ってましたー!」 出入口で固まっている私を、祐香が腕を引っ張って部屋の中に入れさせる。 お出かけだと思ったら、合コンだなんて!今すぐ帰りたい! 「まぁまぁ留奈。男性陣をよく見てみてよ」 [しおりを挟む] [mokuji] |