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私と亨くんが出会ったのは、中学生の頃。
たまたま、亨くんが私の隣の席になって、「教科書見せて」って声をかけられたのがきっかけ。

その時は普通に接していたんだけど、字とか指先とか横顔がすごく綺麗で、惚れちゃった。
そして、授業が終わったら「お礼にあげる」って言ってマシュマロをくれた。

それから、亨くんのことが好き。
高校で別れるだろうと諦め半分でこの学校に来たら、まさかの同じ高校!しかも、同じクラスになれてとっても嬉しかった!!

マシュマロを見る度、初めて亨くんと話した日のことを思い出しちゃう。亨くんがくれたマシュマロは、中にチョコが入っていて美味しかったなー。


「留奈ー!そろそろ授業始まるよー」

「妄想も程々にしておきなよ。何考えてるのか、もろバレだから」

「ん‥‥、ふへっ!?そ、そんなに分かりやすかった!?」


二人が大きくこっくりと頷くと、授業が始まる合図のチャイムが鳴った。また後でねーと席に戻っていく。


うーん、私って本当に顔に出やすいんだなー。何考えているのかもろバレだなんて、ヤバいじゃん…!
これからは気をつけないとっ!
それにしても、今日も亨くんはカッコイイなー。

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