作戦開始じゃ!

先日ガラシャと作ったチョコレート

蘭は未だに戸惑っていた。

光秀様にどう渡せと!
とにかく困る蘭丸。

いや、しかし。
さらっと渡してしまえばいいのではないか!?
別に告白するわけでもないし。

蘭丸
「光秀様。」
光秀
「なんですか?」
蘭丸
「これ、作ったのでどうぞ。」

チョコを受け取る光秀・

光秀
「これは、娘にですか?」

蘭丸
「え?えっと・・・・。」

さすが天然の光秀様、どうたらいいのだろうか。

蘭丸
「えっと・・・・光秀様に・・・です。」

光秀
「私に?」

蘭丸
「はい。」

これでいけるだろう。

光秀
「ああ、娘に頼まれたのですね。」

蘭丸
(だからそーじゃなくって!!!!!)

光秀
「良かった。実は、娘と朝から大喧嘩をしてしまいまして。」

蘭丸
「え?光秀様が???」

光秀
「朝から出かけるとはいうのですが、どこへ行くか言わなくて。
結局飛び出して行っちゃいました。」

蘭丸
「・・・・。」

光秀
「照れ臭かったのですね。ありがたく受け取ります、蘭丸。」

蘭丸
「あの・・・これは・・私からで・・・その・・・。」

光秀
「蘭丸から?」

蘭丸
「光秀様には、いつもお世話になっていますし。
それに、光秀様には!蘭がいますから!!!!!」

光秀
「ら?蘭丸???何のことですか?」

蘭丸
「だから、これは蘭の気持ちですから!!!」


完全にパニくっている蘭丸は
その場から逃げるように去って行った。


光秀
「忙しい子だ・・・。」

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