apple tea
3/11

今日は新しいフレーバー
ティーが入荷する。
気分はいい方。


「今日は何時にも増して
機嫌がいいんですね。
高城さん」

『あ、いらっしゃい。
観月』

「こんにちは」


そんなあからさまに
わかっちまうんだ。


『そうか?』

「紅茶の茶葉でも届き
ますか?」

『そうなんだよ。
アップルティーの茶葉が
届くんだ』


その時。


「爽ー。
届いたよー」


清澄が来た。


『ありがとな、清澄』

「いえいえ」

『観月も試飲してくれ
ないか?』

「え?」

『アップルティー』

「そうですね、お願い
します」


ふふっと、俺らしからぬ
笑いを溢してからティー
ポットに茶葉を入れ、
お湯を注ぐ。すると
ふわっと林檎の香りが
した。



(スッキリとした味わい
ですね)
(うん、いいかも)



     







「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -