straight tea
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驚いた。何で…。
はじめの事は好きだ…。
俺なんかでいいのか。


「…爽、百面相してる」

!? 清澄ッ!?』

「大方、告られたん
でしょ。(観月に)」



うぐッ…
流石…。



『タラシ…』

「何で、そうなんの!?」


悪ィ。何となく。



「爽はその人と
一緒にいると楽しい?」

『あぁ』

「もっと話したい?」

『まぁな』

「女の子といると
モヤモヤする?」

『…あぁ』

「完璧好きじゃん。
自分に自信持ちなよ」



…そか。

そうだな。



『そうだな。サンキュー
な、清澄』

「いえいえ。観月に
よろしく」

『あぁ、解った…って、
ハ!?


知ってたのか!?


「幼馴染みをナメちゃ
いけないよ」


流石、幼馴染み。俺は、
ルドルフへ走った。
着くなり、はじめを
探す。


『…何処にいるんだよ!
広すぎんだろ!』

「…爽?」


え?振り返るとはじめが
いた。


「まさか、走ってきたん
ですか!?」

『…あ、…あぁ』


ハァ…、ハァ…。


『あの、な…。俺、も…
ハァ、はじめが、
好きだ…』


言った…。


「本当ですか?」

『あぁ』


あ、はじめの顔赤い。


「お店、戻りましょう
か」

『あぁ』

「戻ったらストレート
ティー、入れて下さい」

『あぁ』



そう、この日から
ストレートティーは
俺たちにとって大切な
紅茶になったんだ。



(2人とも少しは俺に
感謝してほしいよね!)



     







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