milk tea 10/11 寒いですね。こういう 時は暖かいものが欲しい ですよね。 「爽、ミルクティー」 『一丁前に…』 清澄め、動かない 癖に…。 (ヒーターの前から) 「僕にもミルクティー、 お願いします」 『珍しいな』 「飲みたくなったん ですよ。こうも寒いと」 ふふッ。 いいかもな。 何か、可愛いし。 『どーぞ』 「ありがと!」 「ありがとう ございます」 こうも違うものなのか? はじめと清澄。 「あ、そろそろ失礼 しますね」 『あぁ』 「爽」 『何だ?』 「耳貸して下さい」 ? 耳を貸すとはじめは 耳元で何かを話した。 その内容に驚いて しまった。 「返事はゆっくりで 結構ですよ。では」 …反則だ。 「僕がここに来はじめた のは爽の入れた紅茶を 飲む為の他に貴女に 会いたいからなんです よ?貴女が… 爽が好きですから」 俺は、顔に熱が集まる のが解った。 (爽?) (な、何だ!?) (顔、赤いよ?) (何でもないッ!) |