orange tea
6/11

『…何で海』

「たまには行こうよ〜」


急に何を言い出すかと
思えば…。


「観月達が言ってたん
だよ〜」


ふーん…。まぁ、
久し振りに行こうか。
しばらく、潮風浴びて
ないし。


『じゃあ、行くか』


っていう話をした
次の日。


「やって来ました!
海!!」


てことで海。


『…はや』


展開が早すぎないか?


「高城さんも
いらしたんですね?」

『あ、観月』

「どーぞ、コチラです。
高城さん」


……。


『観月、そろそろ名前で
呼んでくれないかな』

「え、…爽さん」

『さん、要らない。
俺も名前で呼ぶから』

「…爽」

『うん、はじめ』


気のせいか?


はじめの顔が赤い…
気がする。


「あー、観月顔
赤ーい!」

「煩いですよ!」

『あれ、太一と
亜久津は?』

「あれじゃない?」


淳が指した方向に
いたのは大人数に
囲まれている2人。



(…アレ、ヤバくない
か?)
(何する気です?爽)
(助ける)



     







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