黒百合に踊らされる 
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最初はただの友達。確か、
そうだったハズ。



「八神〜、八神は
何で俺に普通に話せんの?」

『…菊丸、頭打った?』

「だって…」

『菊丸は友達だからに
決まってるでしょ』




そう、きっかけは多分
こんな会話。まぁほら、
テニス部ってイケメン揃い
だから、周りの娘は殆ど
ミーハー。



正直、気持ち悪かった。
言っちゃ悪いけど。





それから、何日からして
告白されたんだっけ。
誰にって?テニス部の猫。




「碧〜、疲れた〜」

『いやいや、もう1時間
頑張ろうよ…。体育
だから…』

「え!だっけ!じゃあ、
頑張る!」




…猫だ。何故だ、こんな
気まぐれな英二を仕方が
ないと許してしまう。
…惚れた弱味というもの
だろうか。




「碧、これあげる」


英二から貰ったのは



『…黒百合』

「あと、俺と付き合って
下さい」


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