1回溢れたらとめられない






あれから完全に無かったことになっている
うだうだと、自分の気持ちと
どうすればいいかと悩んでいるうちに

彼女は何もなかったかのように
『白川社長!』といつものようにふわっと笑ってくれる

その姿にホッとしてるのに
どこかでもう『大虎さん。』とあの潤んだ目をして呼ばれることはないのか。と少しだけ考えてしまう
こんな女々しいこと考えるなんて、本当にどうしちまったんだ俺は
いつもって、どんな風に接してた?頭でぐるぐる考えてるうちに
そっけない態度になってしまって、しまったと思う頃には
一瞬だけナマエの顔が悲しそうに歪むのに気づいて、その表情が頭から離れない。


『白川社長!お疲れ様でした!今日ギルドいってもいいですか?』

「え?」

『この前ギルドで見せてくれるって言いましたよね?』

「あ、ああ。」

『ありがとう御座います!』

『協会1回帰ってからいきますね!』

ぴょんぴょんと跳ねるように走って帰って行った。
あいつのメンタルどうなってるんだ?とにかく、彼女がこうやって話しかけてくる以上避け続けることはどの道不可能だろう。


彼女にとって魔獣化の何をそんなに見たいのかわからない

正直彼女には見られたくない。

自分のあの姿が、恐ろしく。醜いものであることは俺が1番知っている。
能力としてはもちろん申し分ないと思っている。強さがなければハンターとして生きていけない。
だがレイドでも極力姿をとどめたまま力を使うようにしている
レイドでは強いモンスターがでても彼女のおかげであの姿を彼女の前で晒すことはなかった

他人の怯えたような視線はなかなか忘れられずに、頭の片隅に常にこびりついている

決して、好かれるようなものではないのだ
醜い姿で貪るようにモンスターを殺す様は畏怖の対象でしかない。



「白川社長。ミョウジハンターがいらっしゃってますが……。」

「ああ、トレーニングルームに通しといてくれ、俺も行くから。」

おれはあの姿を彼女にみせるのか。しかもダンジョンの外で

トレーニングルームのドアの前で立ち止まる

この先にナマエがいて
俺は……



『白川社長!すみません!ありがとう御座います!!』

「……約束しましたから。」

魔獣化したら服は破けてしまうから
シャツのボタンを外して服を脱ぐ
上半身が裸になって、ズボンはもうこのままでまあいいだろう。一応ベルトだけ緩める

ふと彼女をみる

「顔真っ赤ですよ。何今更照れてるんですか?」

『ぅ……。だって…。』

彼女の表情に、おもわず緊張が少し溶ける

「いきますよ。」

『……お願いします。』

彼女の正面に立って、魔力を解放する。
ぶわっと身体が奮い立って、視界が広くなって、目線が少しだけ高くなる
彼女は……

大きな目が見開かれて、息を呑む音が聞こえる。彼女の瞳からポロッと涙がこぼれて

ああ、やっぱり見せるんじゃなかった







彼の姿を見て、思わず心が奪われたように目が離せない
魔力の光で彼の白い毛がキラキラと輝いている。

ああ、とても

『………きれい。』

「……は?」

『え、さ、触ってもいいですか?』

こんなチャンス二度とない!大虎さんはポカンとしている。今のうちに畳み掛けるしかない!
ぐしぐしと目をこすりながらぐいっと詰め寄るように大虎さんに近づく。

『あの、か、屈んでもらってもいいですか?』

「………。」

もう好きにしてくれ。と大虎さんはドカッとその場に腰を下ろす。
『失礼します……。』と彼の前に膝をついて、ゆっくりと手を伸ばして彼のたてがみに触れる。

ふっわってしてる!!!おもったよりもフワフワしたたてがみを指で梳かすように撫でる。大虎さんは目を瞑ったままじっとしている
もしかして気持ちいいのかな?たてがみの中に埋もれるようにしてあった耳に手が触れる。耳の内側を親指で撫でると、ピクッと眉毛が動いた。

かわいい。
たまらん。すき。

されるがままの彼をみて調子に乗って顎の下を撫でるようにかく。猫みたいにゴロゴロ言うのかな?

「っ!おい!何してる!!」

『え!猫ちゃんここ気持ちいいらしいので、大虎さんはどうかなーと?』

「やめろ!」

ちぇっ、でもあんなに反応したってことは気持ちよかったのかも。
ぷいっと顔をそらす大虎さんが可愛すぎる。

「もう満足したか?」

『まだだめです。大虎さんの全部みせてください。』

「っ!」

彼の手を両手で包むように握る

『おっきい。』

「おい。」

剥き出しになった爪はとても鋭利で、少し触れただけでも切れてしまいそうだった。
慎重に触れると、爪は硬くて冷たかった。
無理に解けば私に爪が当たるからか、大虎さんは大人しく触られてくれて

ずっと触れたかった

好き、大虎さんが好き。

ぶわっと溢れる感情が止まらない。
目頭が熱くなって、ああどうしよう。
気持ちが止まらない。
きっとこのまま目を合わせたら私の気持ちなんてバレてしまう

好き

たまらなくて、飛び込むように彼の胸に顔を埋める。背中に手を回しても、届かないくらい大きい。
ベルベットのようなに短い毛が頬に当たって心地いい
大虎さんの高い体温がじわじわと私の体温と混ざり合って身体の底があつくなる。
ドキドキと、うるさいくらいの彼の心臓の音が聞こえる


胸から身体をおこす

この手も

この爪も

この胸も

ゆっくりと頬をなでて、そのまま滑るように口もとを指でなぞれば
鋭い牙が見えた

この牙も

全部触れたかった


目を閉じて、ゆっくり口元にキスをして
唇に彼の歯が触れる。

するりと、指先でお腹を撫でると彼の身体がビクッと震えた。

このまま彼を食べてしまいたい。

頭が熱に浮かされている

唇を離してゆっくりと目をひらくと
視線が絡まって
大虎さんの金色の綺麗な瞳に私がうつっている

『好きです。大虎さん。』

大きな目をさらに大きく開いて、金色だった瞳がすぅっと赤みがかかったブラウンに揺らいで変わる
『んっ。』ぐいっと大きい両手で頬を引き寄せられてキスをされた。後頭部を抑えられて、腰をぐいっと引き寄せられて身体同士が密着する
『んっ…ふぅ。』
まるで食べられるようにキスされて、貪るように酔いしれた。

「ナマエが好きだ。」

まっすぐな目に私の心が射抜かれて
私はもう死にそうだ


ピタッとしたスカートを巻くし上げられて、足を開かせられる
胡座をかいた大虎さんの上に跨いで抱きついたような姿勢でキスを交わす

『んっ!んぅ…。大虎さんっ』

「ん?」

さわさわと太ももを撫でられて、時折ぐっと大きな手でお尻を掴まれて腰が揺れる。下着とストッキングに隔たれた刺激がもどかし過ぎて堪らない。触ってほしくて脱ぎたいけど、キスが気持ちよすぎて脱げない。

「邪魔だな。」

『大虎さっ!んっ!!!!』

ビリッと力ずくで大事なトコロが暴かれて、そのまま指がズブズブと中に入ってくる

『ひゃっ、ん。おっきい。』

「ぐちょぐちょだな。」

吐息混じりな大虎さんの言葉に、きゅうっと指を締め付けるようにナカがうねった。
まだ1本だけなのに、大虎さんのおっきい指は存在感がすごい。

『ぁっ!んっ。きもちいい………とまん、ない。』

「まだ指入れただけだぞ?」

気持ちよくて勝手に腰が揺れる。ずっと触れてほしかった大虎さんの指が自分のナカに入ってると思うだけで
もう脳内がトロトロにされたように気持ちいい
もう片方のおっきい手で優しくシャツの上からの胸をぐにぐにと揉まれてたまらない。

『大虎さん、大虎さんっ!んっ!』

必死でしがみついて彼にキスをする。
気持ちよすぎる。本当に、ただ彼は指を入れただけで動かしてもないのに
勝手にどんどん気持ちよくなってきて止まらない。

『ぁ…んんっだめ。きもちいいです。』

「まじか。」

『んっんっ!!』

ぷるぷると身体が震えて、気持ちいいのが弾ける

『あっ、あっ……。』

くたっと大虎さんになだれ込むように抱きつく

「イったのか?」

チュッとキスをされて、ゆっくりと指を引き抜かれる。

『んっ…。』

その動きですら快感になる。

はぁはあともたれ掛かって息を整える。やさしく背中を擦られて、それすらゾクゾクするのに……

『いれないんですか?』

「指1本できつかったんだ。挿れたら痛いだろ。」

『大丈夫です。』

優しい大虎さんを無視して、ズボンの上からもうはち切れそうになっているソレをゆるゆると撫でる

「っ……やめとけ。無理すんな。」

『いやです。大虎さんの全部欲しいのに。』

ズボンのチャックを下ろして緩めると、収まりきれてなかったソレがググっと立ち上がった

『おっきい。』

こんなに大きくて、本当に入るかわからないけど
今の私にはそんなことは関係ない。
大虎さんの全部が欲しくてたまらない

「おいっナマエ。くっ!」

『んっ!!ふぅっ』

ぐぐっとあてがってゆっくりと腰を下ろす。ぐちゃぐちゃなのにすぐには入らなくて
腰を揺らして出し入れを繰り返して、少しずつ少しずつ奥に誘う。
やばい、気持ちいい。

『あっあっ!んっ!気持ちいい。だめ』

おっきくて、お腹が圧迫されてて
息をするのも何だか苦しいのに
気持ちよすぎる

『んっ!と、とまんない。大虎さんっ!』

「くっ!はぁ。ナマエ。」

耳元で、荒くなった大虎さんの吐息がダイレクトで脳に響くようで
気持ちいいが止まらない

『ぁっ!んっ!』

「ぜんぶっ…はいった。」

『んっ…嬉しい。』

嬉しくて、気持ちよくて、涙が出てきた。

「ナマエ。」

髪の毛を撫でてキスをしてくれる大虎さんが、愛おしすぎる

『大虎さん。すき。』

「っああ、俺も好きだ。」

『んっ!すきっ。だいすき。』

グチョグチョと厭らしい音が響く
苦しいのに、気持ちいい。お腹がキュンキュンして腰がとまらない
大虎さんのがおっきくて、気持ちいいトコロとか関係なしに全部が動くたびに擦れてどうしようもない快感が押し寄せてくる。

『ひっ!んっ!』

「わるいっ。とまらねぇ!」

ずっと動かなかった大虎さんが、私の腰を大きな手で持ってグッと掴んで下から突き上げるように動く。
やばい。かわいい。眉間に皺をよせて、我慢出来なくなった大虎さんの姿が最高にエッチでたまらない。

大虎さんとセックスしてる。

気持ちよすぎて、全身の力が抜けなくて
ぐっと太ももに力が入いる。

「ああ、もう、だめだ。でるっ!」

『んっ!大虎、さん、きて…だして。』

「あっ、くぅ。」

『ナマエのナカに全部出してっ』

「んっ、イクっ!」

『あっ!んっ!!』

ググッ!と締められるように強く抱きしめられる
ガツガツと突き上げていた腰がとまって
子宮の奥にねじ込まれるようにグリグリと押し付けられるような動きに変わる


大虎さんに犯されてる。


あ、だめ。息もできない。

身体が喜ぶように震えた
死ぬほど気持ちいい
















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