イレギュラー | ナノ

 第九話名前と中身は合致しない

「「何やってんだ!!」」
「ゴフッ!」
サソリと飛段の攻撃がクリティカルヒットし、ペイン、あえなく撃沈。
『サソリ、飛段、久しぶり』
「ああ」
「おう」
何事も無かったかのように挨拶を交わし、わたしは体から屍を剥ぎ取った。
ベガッとか聞こえたけど気にしない。
きっとあれだよ。アルタイルの叫びだよ。うん。
※ベガとアルタイルは織姫と彦星です。
「久しぶりね、夜兎」
『小南姉さん!!』
「ほかの皆も、もう来てるわよ」
そう言われて店内を見回すと、見慣れた暁のメンバー。
そして、カウンターの中にいる、
『あなたが、シャクヤクさんですか?』
「ええ、そうよ」
『うちのクソリーダーがお世話になりました』
頭を下げれば、いいのよ。と微笑まれた。
漫画で見た時と同じような、やさしい雰囲気に、思わず頬が緩む。
「それにしても、あなた、愛されてるわね」
聞けば皆、私が来るのを今か今かと待っていたらしい。
「えー、僕の心配はしてくれなかったんですか」
「お前は心配するだけ無駄だろ、うん」
マダラとデイダラが話しているのを見るのも、久しぶりだ。
原作だと結構いいコンビだったんだよね。
ある程度挨拶が済んだあと、みんなが飛ばされたところを聞いた。

私・マダラ→白ひげ
ペイン・小南姉さん→ぼったくりバー
動物コンビ→ミホークの船
芸術コンビ→スリラーバーク
不死身コンビ→麦わら海賊団

『なんてそうそうたるメンバー!!』
四皇と冥王と七武海と主人公組。
しかも七武海はよりにもよってミホークとゲッコー・モリア。
ああ、頭が痛い。
「とにかく、新しいアジトを用意しておいたから、ある程度この島を回ったあと、挨拶に行くぞ」
いつの間にか復活したペインがそう言い、シャクヤクさんにお礼を言ってから、店を出た。

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