イレギュラー | ナノ

 第八話別れと再会

「『お世話になりました!!』」
わたしとマダラは、白ひげ海賊団のみんなに頭を下げた。
島についたので、船を降りたのだ。
ちなみにここは、ニューゲートさんの恩恵を受けているところである。
「夜兎〜、本当に船を降りるのか?」
『本当も何も、もとからそういう約束だったじゃん』
相変わらず諦めきれない様子のエースにそう返す。
『というか、海軍に目をつけられたくない』
まだ。がつくけどね。
「そりゃいい。海軍と敵対したら、お前たちをこの船に引き込みやすくなる」
『冗談はやめてくれませんか、白ひげさん。私はどう転んでもあなたの家族には、なりませんよ』
と、エースがムーとほっぺを膨らませた。
そんなことしても可愛くなんて……くそ、可愛いじゃないかコノヤロー。
『また仲間を連れて挨拶に来るから』
「約束だぞ!」
『うん。約束』
一瞬でパァっと輝いた彼の顔が眩しい。
ごめんよ、四つも下なのに君より汚れてて。
「早く行くよ、夜兎ちゃん」
『ん、じゃあまたね、エース』
「おう、またな」
わたしはマダラと一緒に、街に入っていった。

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