Helianthus Annuus | ナノ
12:人魚の伝説★ [ 13/156 ]

「なあアイゼン、お前人魚に出会ったことがある、って言ってたな。どんな感じなんだ?」

「てめぇなら情報を悪用しねぇか……聖隷とは違い、霊応力がなくても見える存在だ。水に関する事なら詠唱をなしで操れていた。……そしてやたら運がいい。俺と過ごしていてあいつが不幸な目にあったことは本当に数えられる程しかなかった」

「なるほどな。流石「幸運の女神」と伝承がある存在だ。あと……たしか血肉の不老不死伝説が残っていたよな」

「興味ないな。お前もだろう」

「まあな。人間って言うのは短い生でどう生きるのかが楽しいんだ。死ねなくなるなんて刺激のない人生なんてまっぴらさ……ああ、そうそう。俺はそういう事を聞きたかったんじゃねぇ」

「?、俺が知る限りの人魚の情報は今言った限りだ」

「その人魚のねーちゃんは美人だったか?俺は胸より脚派なんだが人魚だからなぁ綺麗な尾鰭?って聞くのが正しいのか?」

「…………たとえ会えたとしてもお前には会わせねぇからな」


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結構好みの美脚だった(匿名Aさん)


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