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下へと降りればすでに皆の食事の支度が済んでいた。
「おはようカミコ。」
「おはようさん、カミコ。」
カミコはぺこりと会釈をするが、席につこうとはしなかった。
二人の近くに行き、ゆっくりと口を開く。
「…私の食事はいりませんのでお気遣いなく。今日は任務もないので修練場に行ってきます。」
「おいっ、色々突っ込みてぇ事満載だけど、何よりもまだ修行できる身体じゃねぇだろ。」
「一晩身体を休めたのでもう問題ありません。任務も入れていただいても構いませんので。」
「あー…わかったわかった。俺も修練場に付き合ってやる。」
でも、と申し訳なさそうな声を出すカミコに近寄り、ぐしゃぐしゃと頭を撫でまわした。
そんな時、大欠伸をしながらシカマルも居間へと降りてきた。
「おうシカマル。お前も飯くったら修練場来い。」
「…へ?」
「今日任務ねぇのは知ってるんだよ、修行つけてやる。」
先に行ってるぞ、とシカクはカミコを連れて一足先に修練場へと向かった。