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奈良家へとつけばシカマルが荷物を持ち二階へと上がる。
「この前と同じ部屋だ。あの時のままにしてるから好きに使えよ。
相変わらず俺は隣だから、何か用があったり傷が痛むならすぐ呼んでくれ。」
「………。」
カミコは相変わらず不愛想な表情、それにプラスして申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
夜、ヨシノは腕を振るった食卓になるが、カミコは部屋から出てこなかった。
三人は無理には、とカミコを呼ぶことはしなかったが。
「大丈夫かしら…前に泊まった時も一切食べなかったのよあの子……。」
「腹が減ったら降りてくるだろう。母ちゃん、カミコの分このままラップして此処にだしておいてやってくれ。」
「わかった。」
「シカマル、わかってると思うが……変な事考えるんじゃねぇぞ!!」
「ぶッ…、 なッ…考えるわけねぇだろ!!!!!!!」
シカクの言葉に思わず吹き出しながら、真っ赤になって否定するシカマル。
そんなんじゃねぇよ、と自分に言い聞かせながら。
カミコは木の葉の忍で…仲間。
ただ、それだけだ――――――――…、
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