名前変換なしのSS置き場


ゴエモン

ガシャーン!!!!

「だ、だから また払うってぇ〜!!」

ドゴーン!!!!

「おめぇら何回そのセリフぬかしてんだ〜!!」

パリーン!!!!

「そないに怒らんといてぇな〜 わてのだんすで気を落ち着かせておくんなはれ」

グシャーン!!!

「いらねーーーーわ!!!二度と来るんじゃねーーー!!!!」

「うわああああ!!!」「ほにいいいい!!」




「まぁた出禁くらっちまった……」
「ちょっと食べ過ぎましたわな」
「こんなに日本を救ってんのに…世知辛い世の中なこってい…」

「ゴエちゃん、エビちゃん」
「ゲッ!!!!」
「またお金も持たずにご飯屋さん行ったの?!お金いっぱい持ってたじゃない?」
「ゴエはんが博打でやらかしましてん」
「んな?!エビぃ!てめぇもノッて賭けたじゃねーか!」
「♪〜〜(´^ε^` ;)」
「口笛で誤魔化してんじゃねぇ〜!」
「もお〜〜!いい大人が賭け事ばっかりしないの〜〜!!」



宵越しの銭は持たねぇ主義のゴエはんとエビちゃんだったらめっちゃイイ……





エビス丸

「あんさん、後ろ砂ついてまっせ」

「ほんと?」

「じっとしててや〜」

パンパン

「ありがと〜」

「ほい」



「なんでエビが尻さわっても怒んねぇんでい!」

「ゴエはんみたいにいやらしい下心がないからですわ」

「ちきしょー!」








ゴエモン


「尻がかゆい〜!」

「…………」

「尻をかいてくれ〜!」

「…ここ?」

ぼりぼり

「あ〜そこそこ!たまんね〜」

「(私なにやってんだろ…)」

「ありがとよ!お礼においらもおめぇの尻を…」

さわさわ


パァンッ!!

「ヴッ!!」


〜平手打ち〜


ゴエモン

「へぇっ…へぇっ!…っ!!!





………っあ〜、出なかった」

「大丈夫?花粉症?」

「ん〜そうみてぇだ、あーもう…」

「今日花粉いっぱいとんでるらしいからね…かわいそうに…」

「だよなぁ〜、そうじゃなかったらこんなにも……へぇっ!…へっ!



へっくしょぃっバッキャロー!!」

「バッキャロー?」

「あ〜だめだ、もぉ…っ!あーっ!


っくしょいっ!コンニャロー!!

「ははっ、もう、なんなのさっきから、笑っちゃうっ!」

「笑い事じゃね〜!こっちは苦しいってのにっ……へぇっ!


へっくしょん!!ちきしょーー!!!」

「ゴエモンが笑わせてるんじゃないっ!もうやだっ!はははっ!!ふふ…っ
くしゃみの後に何か言わなきゃいけない決まりなんてあんのっ」

「ねーーよんなもん!
あーーもう、とまんねー!へぇっ!


っくしょっい!べらぼうめー!!!」

「ふっ…ははっ!!
ぶぷっ……ぶっ、…はい、鼻紙」

「おう…あんがとよ…」


ズビズビ………




「っくしょぃ!!インパクトー!!!」

「!!??」

「お呼びですかー?」

「ぃんや…すまねぇ…くしゃみしただけでい…」

「ほら貝ナシでインパクト呼んじゃうなんて…っ!」






************

お兄ちゃんがくしゃみしたとき
「へっくしょぃマママミヤーーー!!!」
って言ってて笑い死にそうになった

なんなんマママミヤー!!って(笑)






ゴエモン

色白で、目が大きくて
桃色の唇に自然と目がいっちまう。

"可愛い"というよりも"美人"な子。

男共はあの子を引っかけようとしてんのに(もちろんおいらだって。)なかなか誰の手にも入らない。
あんまり笑わねぇし、いつもなに考えてんのかわからない。
でも、なんでか惹かれちまう。

話したい、もっと近くで見たい。
笑った顔がどんなのか、知りたい。
もっともっと、
おいらのことも、見て欲しい。
そんで、触れてみたい。

ひとりの女の子に
柄でもねぇのに、片想いなんてしてよ。
馬鹿みてぇだけど…すっげぇ必死だった。

苦労して、近付いて
鬱陶しがられたって、めげずに話しかけてさ。
なんとか、名前も覚えてもらって…。

それから一緒にいる時間もふえてって、
無表情だったのに、少しだけ笑ってくれるようになった。
たったそれだけのことなのに、嬉しくて嬉しくてたまらなくなる。


……。
そこで、それ以上を求めなかったら、
傷付けずにすんだのかも知んねぇ。

おいらにだけ見せてくれる表情に、優越感を感じて…調子にのっちまった。


追記


サスケ

自分の着物を後ろからつんつんとひっぱられた気がして、振り向けば、身長の低いサスケくんが。

どきっとしたけど、顔に出ないように…。
必死で、なんでもないような顔を作って
しゃがんでサスケくんの顔の位置に目線を合わす。

「どうしたの?」

「あの、これを受け取っていただきたい」

「?」

桃色の包み紙に包まれたものをサスケくんは差し出してくれた。

? なんでわたしに?
わたし、贈り物をしてもらえるようなことしてないし…。

首をかしげたまま、受け取らないでいたからか、サスケくんがわたしの手にそれをのせてくれて口を開く。

…頬を少し赤らめて。


「その…"ばれんたいんでー"の…おかえしでござる」

…………
………

「っ!!」


なんで、どうして!
わたし、あの時、声もかけてないし、手紙にも自分の名前なんて書かなかったのに…


「あ、サ、サスケくん…なんで…わたしだってわかったの…?」

「それは………
好きな人の字は…見たらわかるでござるよ」

「えっ…!」

「〜〜〜!!
拙者っ、失礼するでござる!!」


わたしの顔に熱があつまってきて、もうあたまから蒸気がでそうなくらい。
サスケくんが大急ぎで帰って行ってしまったあと、
桃色の包み紙をあければ、とっても甘そうなおかしと一緒に小さなお手紙が…。


"せっしゃもすきでござる"

(サスケくんの字だ…)




サスケ


(寝てる…!)


"ばれんたいんちょこ"を渡したい相手は律儀に正座をしたまま、
首をこっくり、こっくりさせて眠っている。

どうか起きませんように…!

そう願いながらそろそろと忍び足で近付いて、寝顔をのぞきこんだ。

(やっぱり…かっこいいなあ)

出会ったときの印象は"かわいい"だったのに、その印象はだんだん変わってって、
結局"好き"になった。

でも、好きなんて、伝えれるような根性はないから
"ばれんたいんでぇ"の力をかりて、ちょこだけ渡そうと思っていたけど…。

寝てるんだったら、そっと、置いていこうかな


ちょこの包装用紙の中に書いた手紙に
"好き"
って書いたけど、わたしの名前、書いてないから誰が置いたかわからないはず。


(サスケくん、だいすきだよ)

いつもありがとう。






エビス丸
エビちゃんとお食事処にて



「すみません、おかわりください」

「ちょっとあんさん食べ過ぎやおまへんか?」

「そうかなあ?エビちゃんほどじゃないよ?」

「わてと比べるもんちゃいますねん!

あんさんせっかくすたいるええのに、そんなに食べたらわてみたいに太っちょに………

って!わては太ってるんやない!
ぽちゃぽちゃぷりてぃーぼでーなんや!

それやのにゴエはんやヤエはんはわてに減食せえ痩せろこぶたちゃんて…

もうわてのめんたるズタボロですわ

わてだってこのぼでーを維持するために毎日おいしいご飯をよおさんいただいてるんでっせ…?

その苦労があってこそのこのカラダやゆうのに……!
ゴエはんもヤエはんもなんもわかってくれへん!

昔のゴエはんはおやつの時間になったらおまんじゅうくれたのに、いまでは兵糧丸一粒でっせ!?

ヤエはんなんかもっとひどい!

『食物繊維もとらなきゃね』ってゆうてキャベツまるごとわてに渡してきはる!

ふたりしてわての存在を消しにかかってるんですわ!

もう…わてには…あんさんしかおりまへん…

ぐすん…。」


「エビちゃん……。

わたしはまるまるぽちゃぽちゃのエビちゃんがだいすきだよ」

「ほ、ほんまでっか…!?」

「うん、でも少しは痩せようね」

「は、はい。」




********

兵糧丸(ひょうろうがん)...
忍者が食べてた保存食




ヤエちゃん
ヤエちゃんとまちあわせ



「おまたせ〜、ごめんね、待った?」

「ううん、わたしも今着いたところ!

そんなことより、ヤエちゃんの着物かわいすぎ!初めて見た〜!」

「えっ、そうかしら?そんなこと初めて言ってもらえたかも…!」

「初めて!?なんで!?驚きを隠せない」

「あなたの着物のほうがかわいいわ
それに、かんざしの色も着物にあわせたんでしょう?すてき!」

「そう!かんざし…あわせてきたの…!
気付いてくれてうれしい…!そんなのヤエちゃんだけ」

「そうね…あなたの彼は気付かなさそうね」

「そーそー、
前髪切ったときも柔軟剤のにおい変えたときもあたらしい下駄はいたときも気付いてくれなかった〜」

「男ってそうよね」

「そうだよね」





ゴエモン


「え!?なにこれ!?」

「ん!?どうした!?」

「わたしのかばんの中に…ふんどしが入ってるんだけど…」

「ああ、それおいらがいれたんでい!」

「……………なに考えてんの?」

「ずっと隠してたんだけどよお…

おいら…、好きな子が自分のふんどしを持ち歩いてるっつーことにすっげぇ興奮するんでい…。

だから今日は終始興奮しっぱなし…」

「変態!!!」









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