滲んで固まれ琥珀糖
へそをとにかく重点的に、レロレロしてみたり窪みを突いてみたり、へそ全体を舐め上げてみたり。そのたびにヤツは派手な喘ぎ声を上げて自分の世界へと入って行っている様子。まったく、たまらんねえ、このあられもない姿。「はああっ!! あああっんんんんっ!! んあっんああっ、き、気持ちいっ!! ああっ、へそ、へそがっ、へそおかしくなるっ!! だめ、やだイクッ!! い、い、イキそうっ……!! ああああだめおやぶん、イクッ!!」
恋人繋ぎも解け、何をするかと思いきや自分でチンポをガシッと持っていきなり扱き始めた。なんだ、なんなんだ。俺がいるだろうがっ!!
ぺしっと手を弾いてヤツの手を退かし、改めて握り直して乱暴に上下に擦りたくってやる。そんなに擦りたきゃ、俺が扱いてやるよ!! それで満足か!!
「ああああっ!! やあっ、やああああああっ!! だめ、やだ気持ちいっ!! 気持ちいっ!! ああっやっやっやっああっ!! ああっああっ、気持ちイイッ!! だめ、だめイク、イクッ!!」
「黙りやがれ。俺がいるのに自分でしようとしたばか野郎が。それにイク時はちゃんとイク時になってから言えっ!!」
「あっあっ? お、怒って、るんですかっ? んっんっ?」
「そりゃそうだろうが。俺の計画が台無しだろうがこのエロ小僧っ!! 淫乱ドエロッ!! おら、扱いて欲しいんならお望み通り扱きたくってやるよ。それがして欲しいことだろ? なんのテクも無く扱いて欲しいんだな?」
「んっあっ、ち、違うっ! やだっ!! あっあっ、や、もっとして欲しいからっ、だからっ!!」
「とんだ助平野郎だなオメーは。普段は涼しい顔しておいてこれか? 淫乱めがっ!!」
すると今度はその言葉が強すぎたのか、じんわりと眼に涙が盛ったと思ったらぐすぐすと泣き出す始末。どうすればいいんだこいつはっ!
とにかく、責めるっ! 知らねえ、泣きたきゃ泣きやがれ。泣きながらイクのもまた一興だろ。
そう思ってへそを責め始めてみるが、泣き方はだんだんとひどくなり、へそを責めてもまったく反応を示さなくなってしまった。
これは、慰めろということか。はあ……めんどくせえヤツ。
「龍宝ー、俺が悪かったよ。だから泣き止めって。お前は淫乱じゃねえよ。あれは言葉のあやでな、だから、本心じゃねえんだ。言葉責めってあるだろ? それの延長みたいなもんよ。なっ?」
「おれ、いんらんじゃないぃ……ちがう、ちがうっ……! おやぶんにも前にそう言われて、やっぱり傷ついた……ひどい」
やっぱり鳴戸も言ったか。だってなー、淫乱だもんこいつ。仕方ねえよ、言われても。こいつがいくら否定しようが、淫乱なモンは淫乱だしな。
けど、泣いて反応がねえんじゃ困ったもんだし。どうしよっかなー……。
さすがの俺も困っていると、涙で濡れた顔を起こし、俺の顔をじっと見つめてくる。なんだ? 何か言いてえのか?
「おれ、やっぱり……いんらん? エロい? 親分の口から聞きたい……」
これは、否定して欲しいんだな。よし、違うといって続きだ。
「いいや、お前のエロ度はフツーだな。フツーだよ、強請ったりするのもさ、エロいこと言ったりするのも、デカい声で喘ぐのも全部フツー!」
だが、なにがいけなかったのかヤツは顔を歪めてまた泣き始めた。ぐすぐすと鼻を啜って本格的に泣きに入ってしまう。
仕方ねえ。仕切り直しだ。
身体を伸び上がらせて、両手で顔を覆っていたのでそっと外してやると、それはそれはかわいらしい泣き顔のお出ましだ。こいつ、泣いててもかわいいんだな。なんかこう、やけに嗜虐心をそそられる。
だが、それをこらえ、なるべく優しくキスを何度もしてやると、漸く安心できたのか表情が緩んで、その代わりにまた色のある顔に戻り、そのまま角度を変えながらキスを続けてやる。
そうしたところでヤツの腕が上がり、俺の首へと回される。どうやら、機嫌は直ったらしい。なんて面倒なヤツだ。鳴戸のヤツもよくこんな手のかかる男と付き合ってるもんだぜ。
でもまあ、そういうところもかわいいといえばかわいいか。しかし、難しい野郎だなあ。この手のかかるところが美点なのか? そもそもそれって美点か?
だんだんと頭が混乱してくる。
すると、いつまでも触れるだけのキスに焦れたのか小さく唇を舐められたことで、漸く正気に戻ることができ、思わずヤツを見つめてしまうと真っ赤なほっぺたをさらに赤く染めて、こくんとのどを鳴らしている。
「続き……あの、つづき、続きを……へそ、へそと、そのアレをいじって……ください」
またのどを鳴らし、流し目を送ってくる。
なんだ、そのエロい表情! やっぱり訂正させてもらう。こいつはドエロだ。エロいことしか考えてねえヤツのする表情だ。
そういうヤツには、こうだ!
がばっと頭を伏せ、へそに舌を突っ込んで小刻みに震わせるようにして刺激してやりながら、チンポはチンポで手を捻るようにして上下に擦り上げてやる。
急なこの二点責めに驚いた様子の龍宝だったが、すぐに甘い声を出し始める。エロいヤツ!!
「あっあっあっあっあっ!! んっんんっ、んっんっ、ああああ気持ちいっ、気持ちいっ!! あっやっ、どっちも、どっちもイイよおっ!! あっんんんん感じるっ、あっあっ、感じちまううっ!!」
さらにガマン汁が垂れ流れてきて手を動かすたびにくちゃくちゃと音が立つ。なんか、興奮する音だな。それはヤツも同じらしく、さらにガマン汁が大量に先っぽから零れ出てくる。
「へそっ、へそっ、へそがっ!! へそぉっ!! ああああ気持ちイイッ!! イイッイイッイイッ、あっあっ、い、イクッ! い、イキそうっ!! おや、おやぶんイクッ!! い、い、イクううううっ!!」
こいつのイクは当てにならねえ。