ミツクリザメの脳の中
その顔がもっと見たくてさらに貪るようにして舌を動かすと、今度は気持ちよさげな表情へと変わり、それもまたそれはそれでエロい。なんだこいつ、色気の塊じゃねえか。男でこれって……勿体ねえ。けど、男だから、とも言える。こんな煽情的な表情ができるのはもはや男でも女でもねえ。一つの性だ。龍宝だけの性。
そのうちにじんわりと心に欲情の文字が浮かび上がってくる。ああ、こいつめちゃくちゃにしてやりてえなあ。ひどくもしてやりてえし、優しくもしてやりてえ。
複雑な感情が綯い交ぜになり、それは行動として出て思い切りベッドに抱いていた身体を叩きつけてやり、驚いているヤツの唇を奪ってやる。
「んんっ！ んっんっ、んうっうっうっ、ふっ、はあっ……は、はあっ、んっ！」
もはやテクなんて関係ねえ！ ひたすら奪うだけだ。
ぐりぐりと唇をヤツの唇に押し付け、薄っすらと開いた口に舌を捻じ込み、ナカを心行くまで貪る。舌を絡め取り、ぢゅうぢゅうと音を立てて吸ってヨダレをのどに通し、そのままの流れで胸筋の盛り上がりを揉みながら乳輪共々乳首に吸い付く。
あ、やっぱ甘くて美味い。なんかな、クセになる味。
乳首は既に勃っていて、丸くぷつんって上を向いている。その乳首を舌の上で転がすようにして舐めてやると、ピクピクピクピクッとヤツの身体が跳ねるように捩れ、甘い声が耳に届く。
「あ、はあっ……は、あっ、ああっああっ、あ、んっんんっんっんっ、んうっ！」
「気持ちイイか？ 眼を開けろ龍宝。こっち見てろ。舐めるトコ見ろ」
舌を出してレロレロ動かしながら龍宝と目線を合わせる。すると、じんわりと眼が潤み熱い溜息のような吐息をついた。
「は、はあっ……ああ、んんんっ……はっ、は、はあっ、ん、おやぶん」
「気持ちイイ？」
「ん、はあっ、イイ。すっごく、気持ちイイ……けど、俺は、へそが……へその方が、イイ」
どさくさに紛れて要求しやがったこいつめ。よーしよしよし、そんなにへそがいいならへそいじりしてやろうじゃねえか。
だが、まずは乳首だ。舐め足りねえ。
またしても舌を出して乳首を転がしながら手は下の方へと持っていき、スラックスの上から股間を揉み上げてやる。
「ああっ！ あ、ああっ！！ ん、はあっ、や、ソコ、ソコはッ！！ ああ、ああだめ、だめ気持ちいっ！ 気持ちいっ！！ やっ、だめ、だめっ！！」
「なにがだめなんだよ。イイんだろ？ だんだんチンポが硬くなってデカくなってきてるぜ。やーらしいな、龍宝くんは。エッロい子だぜ」
乳首を口のナカでしゃぶしゃぶとしゃぶってやると、さらにでっぱりが硬くなったのが分かる。優しく噛んでやると、ビグッと身体が跳ねて「あはっ！！」とデカい喘ぎ声を出しやがった。この声。イイねえ、イイよ。ソノ気になる。
そのまま暫く乳首を吸ったり噛んだりしていると、肌がますますしっとりと潤ってきて元々がきめ細かいので手触りがさらによくなる。
剥き出しの上半身を両手でまさぐって触り、肌からかおる甘いにおいを堪能する。
もちろん、チンポをいじるのも忘れない。だんだんと勃ってきてやがる。膨らみを親指で潰すようにしてやると、もじもじっと腰を捩って手から逃れようとするが逃す俺でもねえ。
そのままぐりぐりと親指の腹で押すようにして揉んでやると、さらにチンポが勃って硬くなった。かなりきつそうだから脱がせてもいいが、とにかく今はあれかな、乳首とへそだ。チンポはその後。
さらに舌を使って乳首含め乳輪を外へ出した舌でしゃぶってやると、またしても甘い声を出し始める。エロい声だな。
「ああっああっ！ あ、だめ、だめ、だめです、あっあっ、か、感じるっ！ 感じ、ちまうっ！！ んあっ、はあっあっあっあっあっ！ ああっ！！ や、へそ、へそがいい、へそっ！ へそしてっ！！」
またしても要求か。そんなにへそが好きかね。変わったヤツだな。
まあ、いっか。あんまり焦らしてもこいつに関してはいいこと無さそうだし。さてっと……じゃ、本命いってみるか。
尖らせた舌先を辿らせ、乳首からだんだんと下へと降りていってへその窪みごと大きく舐めると途端だった。身体がビグビグビグッと跳ねて、デカい喘ぎ声が耳を劈く。
「あああああっ！！ やっ、ああっ！！ ああっ、あああう気持ちいっ、気持ちいっ！！ やっ、あああああっ！！」
若干ビックリした。そっか、そんなにココがイイか。んじゃ、要求通り……責めますか。
くぷっと音を立てて尖らせた舌先を窪みに入れると、ビグッと身体が動き呼吸が眼に見えて早くなる。手のやりどころに困るのか、ぱたぱたといたずらにシーツを叩いたり引っ掻いたりしているので、それもかわいそうなので両手を取って恋人握りにして握ってやると、うっすらと照れたように笑った。
その今のツラ！！ なんて色っぽいツラしやがるんだこいつ！！ ほっぺ真っ赤にしてよお、唇も真っ赤でつやっつやで、少し汗かいた顔がまたかわいい！！