君を喰らう欲情

 内ももが震え、両脚は硬直したように上を向き腰だけはべつの生き物のようにうねらせながら身体を捩り、イキの快感に飲まれたくる。
「うああああっ!! あああああ、ああああイックッ!! イック、イクイクイクイクイクッ!! だめええあああああああ!! あああっ、うああっあああっぐうううう、ううっああっあああっあっあー!!」
 目の前が真っ白にスパークし、ちらちらと光が見えたその瞬間、ザーメンも出ていないのだが確実にイったと感じるなにかものすごい快感が押し寄せてきて、腰が捩れてナカに入っている指から逃げるように動くが、鳴戸はさらに追ってきてGスポットを責めてきてさらにもう一度、イってしまう。
「ああああっ!! やっ、またイクッ!! い、い、い、イクッ……!! ああああっうっあっあっあっ、ああああああああああー!! やあっ、うああああああ、うっあっあああああー!!」
 今度のイキは先ほどのイキよりも快感が強く、理性が持っていかれる。
「うあああだめ、だめ、イク、イクッ!! あああああイックうううっ、イってる、イってるイってる、ああああイってるだめえええっああああああああー!! うああああううううっああああー!!」
 さらにもう一度イってしまい、胎の中で快感が何度も爆発し気持ちよさがなかなか去って行かない。どころか、イけばイクほど快感は増すばかりで、イっている今も鳴戸の指は未だGスポットを擦っている。
 だが、そろそろ限界が来たのか、三度も連続イキして身体が悲鳴を上げているのか分からないが、最後にガクガクガクッと腰が捩れ傾ぎ、軽くイクと身体は勝手に弛緩して、ベッドにその身を投げると、ゆっくりと指が引き抜かれ、目を瞑って快感を思う存分味わう。
 すると、鳴戸が伸び上がってきてそのまま口づけられ、息も整わぬうちの濃厚なソレに、必死になってついてゆく。
「あは、あは、あはっ……! はあっはあっはっはあっ……ん、ん、んンッ!! ん、んンッ!!」
 咥内に鳴戸の熱い舌が入り込んできて、べろりと大きく舌を舐められる。イった後は何故か鳴戸の舌が甘く感じるのがいつも思うが不思議だ。
 そのまま何度も舌を舐められ、最後にぢゅっと音を立てて唾液が吸われ唇を舐めて、額に一つ口づけが落とされて首元に顔が埋められる。
「はあっはあっ……あ、はあっ、い、イった……んんん、気持ちイイのが、抜けないっ……! はあっはあっ、なんで……イってないのに」
「それはなー、メスイキっつって女みたいにイクことを言うんだよ。お前白いの出してねえだろ。だから、何回でもイけるってわけだ。さっきのイキ、気持ちよかったろ」
 無言で何度も頷くと、首筋を下から上へ舐め上げられ耳の後ろをくすぐるように吸われる。
「メスイキってクセになるらしいぜ。だから、お前はもう俺じゃなきゃダメってことだ。俺しか、お前をそんな風にイかせられる男はいねえぜ。どうだ、嬉しい?」
「う、うれしい……はあっ、おやぶんだけの特別ができて、すごく、うれしい……あ、はあっ、耳っ、耳やっ、気持ちいっ! や、やめっ!」
「んー、そろそろ挿れてえけど、いいか? お前がすんげえ声出してイってるの見たらたまらんくなってきちまった。今度は、俺のチンポでイかせてやるよ。イキ狂いな」
「はあっ……ん、挿れてください。早くっ……親分のでもっと、気持ちよくなりたい……もっともっと、イイのが欲しい」
「よし、よく言ったな。んじゃ、挿れるぜ。最初は苦しいかもしれねえけど、我慢な。すぐに気持ちよくなって、狂っちまうからいっか。よし、挿れる」
 枕を掻っ攫われ、腰の下へと敷かれると何もかもが丸見えになる。その体勢に赤面しながらも、次に与えられる快感に期待が止まない。
 人差し指を咥え、挿入に備える。
 鳴戸は正面に回り、巨大に成長したペニスの先端をビチビチと音を立てさせながらクリーム塗れのアナルに叩きつけた後、ゆっくりと先端を飲み込ませてくる。そして、腰は徐々に進みながら龍宝のアナルを犯してくる。
「あ、あ、ああっ……うううう、太いっ、ああああ気持ちいっ……! すっご、すっごくでっかい。でっかいの、好きぃっ……!! ああああおやぶんっ、おやぶんっ、おやぶんっ!!」
「あー……お前ン中、すっげえきっつい。すげえ締まりだぜ。イっちまいそうになる。はあっ、気持ちイイ、たまんねえ。おい、動くぞ」
「あっあっ、早く、早く動いてっ……! んっ、待ってるんですよ、早く、早くっ……!!」
 龍宝の両足を掬い上げるようにして手をベッドにつき、浅く早く、腰が動く。そのたびに、声が勝手に漏れ出てしまう。
「ああっ、あっあっあっあっあっあっあっあっ!! あっんっ、あっあっ!! んっ、気持ちいっ! あっあっ、イイッ!! あっあっ、んっんっ!!」
 すると無理やり上半身を傾けてきた鳴戸に唇を奪われ、口づけながら腰を揺り動かされる。その間にも、ペニスはさらに奥へと進み込んでいて、時折Gスポットを掠めるようになり、その快感に声が止まない。
 その上、舌を捉えられて吸われながら外へと出され、ちゅばっと音を立てて舌が解放されるとドッと咥内に唾液が溢れ、それが垂れる前に鳴戸が舐め取りさらに腰を進ませてくる。
「ああああっ! ああっああっ、だめ、だめおかしく、おかしくなるっ! おやぶんっ、おやぶんだめっ、だめええっあああああ!! や、だめっ!! あたま、おかしくなるうっ!! き、気持ちいっ、気持ちいっ!! あっあっ!!」
「じゃあ、これはどうだ?」
 なんだと問う暇もなく、ひたすらに激しく腰を使ってきて、頭上で鳴戸の荒い息遣いが聞こえるとともに、ペニスもGスポットめがけ何度も飽きることなく突いてくる。そのあまりの激しさと快感に、思わず足が閉じそうになるが、鳴戸は足に手を置き猛烈な勢いで腰を使ってくる。
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