ログインユアハート

 もはやその問いかけは愚問とばかりに当然のことのようにして足を大きく開き、誘いをかけるよう蕩けた笑みを浮かべた。
「もちろん、めちゃくちゃになってもらって構いません。俺の身体を使って、気持ちよくなってめちゃくちゃになってください。俺も、おやぶんとめちゃくちゃになりたい……未だ、全然足りない……」
「よく言った! かわいいな、お前は。んじゃあ、一緒にめちゃくちゃになるか!」
 そこで、身体を起こした鳴戸の身体の真ん中に目が行ってしまう。かなり勃っている。生唾を飲み込んだ龍宝は身体を起こし、中心に息づくペニスに手をかけた。
「めちゃくちゃになる前に、おやぶん……俺、しゃぶります。親分ばっかりにさせて、俺も親分に気持ちよくなってもらいたい」
「んー……気持ちは嬉しいけどよ、俺はお前にんなことさせたくはねえんだ。だから、してくれるとしたら先っぽだけな。それ以上咥えたら、そこで終わり。分かってくれるか? 女なら問題ねえが、龍宝、お前だとなー……気が引けちまう」
「……随分と、大切にされてるんですね、俺。分かりました、先っぽだけですね。じゃ……気持ちよく、なってください」
 龍宝は上目遣いで舌を出し、そろりと先端に滲むカウパー液を舐め取った。すると鳴戸の身体がピクッと動き、手で頭を撫でてくる。それに気を良くした龍宝は、カリまでを口に含み唾液と共にシェイクするようにしてもぐもぐと口を動かすと「くっ……!」と鳴戸が息を詰めたのが分かった。
「ヤベエ、龍宝お前、上手いな。手が上手いことは知ってたが、口も上手いとはこれはまいった」
 少し口角を上げ、笑みを作りながらさらにペニスを責め立てる。
 ぢゅっと強めに先端を吸い上げると口の中に大量のカウパー液が流れ込んできて、のどを鳴らして飲み下す。少ししょっぱい、鳴戸の興奮の味。その体液を胎に入れた途端、火がついたように胃の辺りが熱くなり、先ほどイって萎えたペニスが復活してくるのを感じた。
 鳴戸の感じている様を見ていると、どうしても我慢が効かなくなる。夢中で亀頭に吸いつき、カウパー液を吸いたいだけ吸い出し、胎に入れては興奮することを繰り返す。
「はあっ、ああー……すっげ、気持ちイイ。イイコだな、龍宝は。すごくイイコだ。よしよし」
 頭をわしわしと撫でられ、額も親指の腹できゅっきゅっと擦られる。その手の熱さにも感じ入ってしまい、フェラチオにも力が入る。
 夢中で舌を駆使し、亀頭を舐め回していると元から大きかった鳴戸のペニスはさらに巨大化し、パンパンに膨れ上がっている。
 そこで漸く、鳴戸ストップが入る。
「よーし、もういいぞ。これ以上されたらイっちまう。お前とめちゃくちゃになりたいから、もうここで止めな? イイコだから口、離しな」
「んっ……はあっ、親分のガマン汁、美味しかったです。ちゃんと、気持ちよかったですか……?」
 すると、さらさらと頭を撫でられにかっと満面の笑みが鳴戸の顔に現れる。
「良すぎて、危うくイっちまうところだったぜ。ありがとな、龍宝。イイコ、イイコだ」
「ガキじゃないんですから……と言いたいところですが、親分にそう言われると何だか、嬉しいです」
「かっわいいなあ、オマエ。なに、俺からするとお前なんてまだまだガキよ。そんなガキ相手に真剣になる俺も俺だけどな。さ、イイコの龍宝はベッドに横になろうな」
 しかし、それには少し不服の龍宝だ。鳴戸とめちゃくちゃになるには、もっと興奮が必要だ。今でも充分に興奮はしているが、もっと鳴戸には気持ちよくなってもらいたい。
 龍宝は黙ってそっと鳴戸の両肩を押し、仰向けにしてベッドに倒してしまう。
「どうした、龍宝?」
「親分には、もっと気持ちよくなって欲しい。ですから……」
 言葉を切ると鳴戸の身体を跨ぎ、ギンギンに勃起している鳴戸のペニスを手で固定し、アナルに押し当てて徐々に体重を落とし、ナカに招き入れてゆく。
「あっ……あっあっあっ……あああ、ふっとい、のが、ナカにっ……んんっ、はあっ」
「お、おいおい大丈夫か? 無理しなくていいんだぞ。ほら、代わってやるから」
 しかし龍宝は聞かず、そのまま腰をだんだんと深く降ろしてゆく。ナカが悦んでいると思う。やっと手に入れた大きく太いモノは身体を悦ばせそして心も満たしてゆく。
 こうしている間、鳴戸は間違いなく龍宝だけのモノだ。
 すべてを飲み込み、鳴戸の上に収まるとナカがいっぱいになり苦しいほどだが何処か気持ちがイイと思う。
 自然と腰が動いてしまい、ゆっくりとピストンを始めてしまう。いま以上に、気持ちよくなりたいし、気持ちよくなって欲しい。その衝動に押されるよう、腰をぐりぐりと回して押しつけてみたり、ピストンしてみたりとGスポットにペニスが擦れるよう、角度を調節しながらだんだんとひたすらに快感だけを追い求めていってしまう。
 随分とはしたない姿だとは思うが、それは思うだけに終わり胎内に鳴戸がいるその事実に心満たされてしまい、それと同時に激しい欲情も渦巻いてくる。それは、行動に現れることになる。

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