短文だらけ
女王ユニや魔王沢田や魔正一の森
会話+αくらいの短さ




引立て

本人は自覚がないらしいけど、喋るたびに語尾が伸びながら低く小さくなっている。だから歌うとリズムがずれてくるし、機嫌が悪いように聞こえることがある。
「白蘭サン手貸して下さい」
「ボク今、手冷たいよ?」
「あ、ほんとだ冷たい」
「正チャンすごく温かい」
「眠いんです」
「ふふ、お疲れー」
「あなた指は長いのに意外と拳は小さいですよね」
「はあ、正チャンより小さいとかムカつくー」
「白蘭サン、お手」
「ん」
「あなたの心臓預からせて頂きます」
「よろしく」

拳の大きさ=心臓の大きさだそうです。

気付いたら聞く曲ほとんどを正白♀へ変換してる魔法
2012/02/09 00:51

ロンド

「君の肌は病的かと思うくらいに白いね、いや怒らないで。これでも褒めてるんだよ」
「今すぐやめて僕から出てけ、二度と現れるな…」
「色白すぎてせっかくの真珠が目立たないや」
「いいから早く僕に体を返してよ」
「やだね♪今は僕のだもん」
「死ね」
「口が悪いなあ、そんなんじゃ正ちゃんに嫌われるよ?ま、いいや。いってきまーす♪」
「やめろおおおおお」



互いに会話出来て尚且つ反発しあう二重人格白♀
某海外ドラマの影響ばりばりです
2012/01/22 00:50



「ね、ね、鳩!」
「あら本当。轢かれたみたいね」
「反対車線だからあんま見えないね」
「ねー」
「ほら早く行こ」
「うん」



2012/01/14 23:11

夕焼け

「約束してくれるの」
「約束。ちゃんと俺が死んでからお願いします」

弱々しいガキだと思っていた子はすっかり背も伸びて僕を少し見下ろすまでになった。母親に似て二十五を過ぎても額に炎が無ければ拳銃さえ似合わない男のボサボサの髪を抄けば、その手を取られる

「契約成立ってことで良いですか」
「良いよ。誓いのキスでもしてよ」
「雲雀さんてこの頃甘えたですよね」
「君がいつまでも鳥の巣だからだよ」



だらりと重たい坊やを抱っこしてもう一度「愛してる」
2011/11/29 16:55

父さん母さん、俺はまだ26歳児です

アカデミーに居た頃、女の子に「バーナビーは翠の瞳が綺麗ね、赤色が栄える美しい色だわ」と言われた。
その子は白とも見える薄い金髪で瞳はグレー、僕は彼女から人魚を連想したのでそう伝えた。
「ありがとう、でも私は人魚みたいな綺麗な生き物じゃないわ」
「僕のイメージだよ」
「ええそうね。人魚は目も眩む美貌で人間の男の前に現れて優しく微笑み、歌って欲しいと言うでしょ。私は歌えないし



ここまで言うとあなたのイメージも変わったかしらって女の子に言わせたい
セイレーン話好きだ。
2011/11/10 13:14

サタユリ

「サタンはあまり人に憑依しないの?」
「お前が嫌がったろ」
「あなた自身の姿を見たいわ」
「…」


下界に来るには何か生物に憑依しないといけないサタン。
アラストールみたいに炎で具現化してもいい。家族はテレパシーで会話できるとかでもいいな。

2011/10/05 10:37

志摩としえみと二人を見掛けた勝呂

「こう、奥に突っ込んでですね、」
「うん」
「いいところ見付けたら小刻みに動かしてググっと押すんです」
「ハァ!?お前こんな真昼間から何の話しとんじゃボケェ!!!!」
「わあすごいね志摩君!」
「え、なんや坊、ガキの頃ようやったピッキングの話ですよ…」
「あ…」


ややわあ、勝呂さんったら何思わはったんやろなー
2011/09/05 03:09

まだぼくがこわいですか

「人格形成の根幹である記憶がここまで操作されて生きてきた僕の側に居てくれますか。虎徹さん。僕、自分が信じられないんです。」
「」
「虎徹さん。あの、聞こえてますか。」
「」
「お願いですから目を開けて下さい。息してくださいよ」
「」
「バニーって呼んで下さいよ、おじさん。」
「」
「思い出したんです全部。もう、大丈夫ですから目を開けてくれませんか。」





#23でもろ顔面殴られたのに無事なおじさんに号泣。

こんなシリアス書いてるBGMが某歌い手さんの「もっきゅきゅ♪もきゅっ♪」だなんて。

2011/09/04 13:56

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