風紀委員会2
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「…なるほどねぇ……」
桂から事情を聞いた銀八は頭を掻きながら近くにあった椅子に座った。
「ってか俺も思ってたんだけどよー、いい加減髪切れや。」
「ですよねー!せんっせー!」
近藤が同意する。
「お前が髪を切りゃあなにもかも一件落着なんだわ。なっ?このとおりだ、頼む。」
そう言いつつも全く頭を下げないのは今更である。
「先生、知ってますか?髪を伸ばすといい事がたくさんあるんですよ。」
「んじゃその『いい事』って何だ?」
「まずは、寒い時期に髪を伸ばすことによって暖がとれます。」
桂は自慢げに話し続ける
「ヘアアレンジも自在です。ほら…」
そう言って、何パターンもヘアアレンジをしていく。
「あと、いざとなったら食用に……」
「なるかよ!!!なんでそうなるんだよ!」
土方、ナイスツッコミ。
狂乱のバカ貴公子、桂はこの後風紀委員&銀八にボコられたのは言うまでもない。
結局、翌日に桂は髪をほんの少しだけ切ってきたのだった。
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