なびかぬ

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んたは絶対知らないの

些末なことではあるけれど
譲れぬことでもありまして

砂みたいな空の色

星空が崩れる
神の足はもがれ、
天使の羽は抜け落ちる

したいから早く与えて

慈悲が足らない
言葉も足りない
もひとつ唇つけますか

ンダル現象

幾重にも重なった雲の層が眩しかった。
すうと差してきた光が憎い
夏空みたいに君が泣く
波間に溶けて溺れてく
水滴一つも残らない

線ないのにどうするの

入り乱れて建つ四角い箱
半球により破壊され
ぽつんと電柱一つだけ

*

うしたって逃れない

死ぬとほざいて肉を貪る
死ねと言い捨て縋りつく
囲いができて養殖される
どうせだったらあなたが良い
赤丹のソテーにしてください

様ぽぉず

嘘と嘘とを虚偽で接合
藻掻いて早々目を塞ぐ
知った風に口利かないで
面の皮が厚いなんて当然じゃん
ずっとお前が羨ましかった

ミカスの頭じゃ無理だろう

どうでも良いのよ、どうでもいいの
分析解析そればっか
零れ落ちても待っててあげる
言い出しっぺが先に破るな
カスだ屑だと思ってたけど

の曲がったマイラヴァー

うろたえて恋
噛み締めて愛

ゴスだけじゃあ足らないわ

哀を分割 喜を合成
楽を形成 怒に浸す
憎し憎しとお鳴きなさい
昂り有りて人と做す
妬みは絢爛な味がした
嫉みが口を塞いだの
波及する怯え

ーケはきっとまわってこない

一日限りのヘメロカリス
ヒメイワダレソウより儚い姿
杜若にいつまで縋っているのだろう

み心地の良い地獄

八光年先から愛を囁く
ハッピー・ロンリー・ウエディング
ライスシャワーを下から浴びる

え尽き症候群

焼け残りを見てから泣き始めたい
ともに火葬されるときを待っている
このようにして君は消えた
灰燼やあと声上げた
灰神楽を蹴散らした
片っぽだけの手袋添えて埋葬しよう

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