これって性春

カカシくんとナルト


「カカシー?いるってば?」

突然ナルトが訪ねて来た。
俺は慌てた。
何故か、そんなのアレの処理中だったからに決まってるでしょ!
もう俺死にたい。
真っ昼間からナルトのこと考えてこうなった、だなんてあのサスケと一緒にしないでよね。
これ重要だから。

「ナ、ルト!?」
「いるじゃん!お邪魔しますってばよー」

動揺して思わず返事をしてしまったのが最後、情けない姿の俺とナルトがご対面。
明日は任務サボろうかな、ナルトは俺のこと嫌いになっちゃうのかな、あ、だとすれば俺生きていけない。
走馬灯のようにナルトとの修行の日々が思いだされ ― あれ、ナルトの反応がないんだけど。

「カ、カシ?ソレってば…大丈夫か?なんかの病気とかじゃないよな?」

顔を上げた俺に、ナルトは心配そうに聞いてきた。
ちょっと待って、もしかするともしかしちゃう訳?

「え、…ナルト」
「何だってばよ?」
「もしかしてさ、シタことないの?」
「は?何を?」

それを聞いて寧ろ驚いたのは俺の方で。
純粋なナルトはやっぱり純粋でした、いや逆にこれはチャンスなのかもしれない。
俺は手招きをしてナルトを呼び寄せた。
すとん、と俺の前にすわって心配そうに見つめてくる。

(…たまんない、)

とりあえず、かくかくじかじかナルトに説明してやって、ナルトを見ると顔を真っ赤にして俯いていた。
思わず口角が上がってしまう。

「ね、ナルト…」
「う、わ!カカシ!?…ぁ、」
「教えてあげるから、」





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