「遅かったな。」


「へ?あー少しだけ昔話してたから!あまりにも何も変わってなくて逆に笑っちゃったよ。寝癖から何一つ変わってない。」


「あの髪型寝癖!?」


「へ?あーそうそう!変な寝方するんだよ鉄っちゃんって昔から(苦笑)」


「……言っとくけど、俺は相手が音駒だろうとお前の幼馴染だろうと、負けるつもりはないぞ。」


「え!?そんなの当たり前じゃん!何言ってんの大地。寧ろ負けるなよ!」


「(…別の意味でも、負けたくないんだけどな)勿論。」







そんな澤村の気持ちなど勿論知らない結は、会えた嬉しさと、対戦できるワクワクとで目をキラキラさせていた。




そして私達烏野は、鉄っちゃん率いる音駒との練習試合が始まる ――――。













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