「……戻った。」 「へっ ……?」 「いや、いつもの黒月だなって。君でもあんなに弱った顔するんだなって思った。」 「ひッ ……///わ、私だって一応人間ナンデスー!」 「そんだけ軽口叩けるならもう大丈夫デショ。食欲なくてもご飯食べて。今持ってくるから。」 「え!?いや私帰る『はぁ!?』 ひぃっwwww ツッキー顔怖い!!!怖いよ!!!! 「ま、丁度いい事に明日学校も部活も休みなんだから。体調治す事だね、此処で。 んじゃご飯持ってくる。」 「あ、月島! ………アリガト。」 「……別に。」 ツッキーはそのまま部屋を出る。 私はもう一度布団を被る。 「―――…ツッキーの匂いが、する ………。」 部屋も、布団も、服も。 全部がツッキーの匂いで包まれてるみたいで、嗚呼一人じゃないんだなって。 私はガバっと布団へと潜り、誰も見ていないのに照れながら笑った。 → ← → back 95/73 |