教室に戻り、私はツッキーの後ろの席に着く。



こうして考えてみると、私は漫画の中でのツッキーしかしらなくて。
教室に居るシーンなんて片手で数えるぐらいしかなかったから。


いっつも山口といるなぁって改めて思う。

っていうか、私ツッキーと山口ばっかみてる所為で友達作りそびれてる気がするんだけど。




まぁ、元々一人でいる事が昔から多かったから別にいなかったらいなかったでいいんだけどさ。

そん時はツッキー達の所為ってことにしておこ。



ってか。
進学クラスってだけで本当に授業難しいなぁ。

あっちの世界居た時の私は結構馬鹿に等しくて勉強わからなかったけど、なんかこっちの私は頭いいんだよね。

基本授業聞いてるだけで全部頭に入るし、昨日の小テストの出来も多分良かったと思う。




―――にしてもだ。






「ほんっと月島って音楽ばっか聴いてるなぁ(ボソ)」


「……何?」


「―――へ?」


「いや、今僕の名前言ったデショ。」


「あれ…私声に出してた?」


「出してたから僕が聞こえたんじゃん、馬鹿なの?」






これだよこれ。

このツッキー独特の受け答え!!
これぞ生で聞く厭味ったらしい言葉!!


普通の女の子だったら絶対に傷付くやつだし!!




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