研磨と俺が話をしている時、詩織は珍しくラインをしていた。 きっと友達なんだろう。 それでも研磨が話題を振れば詩織もちゃんと受け答えをして。 研磨と別れた後、詩織をマンションの入り口まで送っていく。 此方に気を使ってるのが本当によくわかる。 俺の勝手な嫉妬なのに。 いつまでも下を向いている俺にゆっくりと近寄る詩織。 そして制服の裾をきゅ、と掴み、下から俺の見上げた。 「えっと、私が好き、なのは…… て、 てっちゃん…だけ、 ですから………/////」 ―――――――――え っ!? 「えっ!?今ッ ……なま、 名前ッ ………/////」 「二人でいるときだけ ………呼びます、 ね…?」 「―――――――」 ンンンンンンンンンンン゛ッ ……!!!!!!!!!!! 駄目だッ 破壊力最強ッ まって心臓止まるッ ………!!! 「ちょ……か、可愛すぎ ッ ……………/////」 「!?も、もう……。じゃ、おやすみなさい、てっちゃん。」 「お休み……!!」 照れながらマンションに入ってく詩織を見送る俺。 ああああああもうなんなの!!!!!!!!! 可愛すぎかよ!!!! つれーよ!!!!!!! 黒尾さんの黒尾さんがやべーことになってるよ!!!!!!!!! だって男の子だもん!!!!!!!! ああああ俺幸せだなぁああああああああああ!!!!!!!!!!! → ← → back 175/82 |