★8話★


翌朝。


頭がハッピーすぎてあまり寝れなかった俺はいつもより少しだけ早く起きる。
既にできた弁当を持ち、大欠伸をしながら家を出ると―――、






「あ、黒尾さん!おはようございますっ」


「!!!??お、おはよ…え、なに待っててくれた、の ………!?」


「えっと……一緒に行こうかな、って思って ………、」


「(ずっきゅーん)」






やばい、朝から心臓持たない…うち殺されるッ …可愛いかよ!!!!!!

そんな悶えながら俺と詩織は研磨の家へと向かう。
家から出てきた研磨は俺を見るなりものすっごい変な顔をする。





「……ちょっと、その顔何とかならないわけ。」


「へ!?」


「おはようございます、研磨さん!」


「おはよう詩織。あ、そうだ。クロから聞いてるから。…本当にいいの?こんなので。」




そういいながら研磨は俺を指さす。
ってか!こんなのって失礼過ぎるだろ!!!!おい研磨!!!!




「えっと……私が、黒尾さんがいい、んです……えへへっやっぱり照れますね、凄く…///」


「―――――――!!!(研磨!!!聞いた!?聞いたか!?すげー可愛い!!これ俺の!!!俺の!!!可愛いだろ!!!羨ましいだろ!!!!?)」←思いっきり研磨の方に向いてアホ面をしている自覚あり


「……分かったから無言で悶えるのやめて、完全に怪しい人にしか見えないから。」



 




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