★8話★ 翌朝。 頭がハッピーすぎてあまり寝れなかった俺はいつもより少しだけ早く起きる。 既にできた弁当を持ち、大欠伸をしながら家を出ると―――、 「あ、黒尾さん!おはようございますっ」 「!!!??お、おはよ…え、なに待っててくれた、の ………!?」 「えっと……一緒に行こうかな、って思って ………、」 「(ずっきゅーん)」 やばい、朝から心臓持たない…うち殺されるッ …可愛いかよ!!!!!! そんな悶えながら俺と詩織は研磨の家へと向かう。 家から出てきた研磨は俺を見るなりものすっごい変な顔をする。 「……ちょっと、その顔何とかならないわけ。」 「へ!?」 「おはようございます、研磨さん!」 「おはよう詩織。あ、そうだ。クロから聞いてるから。…本当にいいの?こんなので。」 そういいながら研磨は俺を指さす。 ってか!こんなのって失礼過ぎるだろ!!!!おい研磨!!!! 「えっと……私が、黒尾さんがいい、んです……えへへっやっぱり照れますね、凄く…///」 「―――――――!!!(研磨!!!聞いた!?聞いたか!?すげー可愛い!!これ俺の!!!俺の!!!可愛いだろ!!!羨ましいだろ!!!!?)」←思いっきり研磨の方に向いてアホ面をしている自覚あり 「……分かったから無言で悶えるのやめて、完全に怪しい人にしか見えないから。」 ← → back 175/73 |