そしてお昼も終わり、夕方。

時間的に今日のラストゲームはうちと森然高校。






「―――研磨さん、ちょっと。」






詩織が突然研磨の方へと行き、おでこに手をかざした。






「…いつからですか?」


「えー……なんでバレてんの。」


「当たり前じゃないですか。いつもより顔赤いですし。で?いつからですか。」


「……お昼ご飯食べ終わったあたりから、ちょっと頭痛はしてた。」


「監督!」







詩織が監督を呼び、俺達はなんだなんだと集まる。

どうやら研磨が熱を出していたらしく、ラストの試合に出れない。





「おい!誰か玉彦呼んで『いや、呼ばんでいいだろう。』





そう猫又監督はいい、5のビブスを手に取り詩織の前へと立つ。





「詩織。」


「はい?」


「――――君が、研磨の代わりに出なさい。」


『――――ええええええ!????????』


「……… はいぃ!?」



 




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