折角の余韻に浸りながら二人でゆっくりしようと思った俺の誕生日。


朝から木兎と赤葦に拉致られ、詩織と共に連れてこられたのは近くの区民体育館だった。


扉を開けると、そこには夜久達の音駒一同がジャージを着て待っていた。






「おそいっすよ〜四人共〜!!!」


「おっまえら!?朝早くからなにやってんだよ!」


「なにって、黒尾のお祝いにみんな駆け付けたに決まってんだろ?」


「俺が孤爪と連絡とって、孤爪にみんなを集めてもらったんです。」


「研磨いつの間に赤葦の連絡先知ってたんだ!?」


「まぁ…合宿の時にちょっと、ね。」






お前ら…みんな俺の為に…………。


最高すぎかよ!!!!






『黒尾(さん)(クロ)!!!お誕生日、おめでとう(ございます)−−!!!!』





その言葉と同時に、大量のバレーボールを投げつけられる俺。

詩織は赤葦と木兎によって投げられる前に避難していたようだ←




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