「へぇ、犬岡がWS(サイド)。」


「いいんじゃない?あいつスピードあるしさ、チビちゃんのブロードにもコミットで対応できてたし。」


「チビちゃんってwww夜久さん、日向と身長変わらないじゃないっすか!」


「―――(怒)」


【げしッ】


『(今のは擁護できねぇな)』






「犬岡くんは海さんのポジションに入る事になるから、レシーブも今よりも精度あげなきゃいけないし、サイドのスパイク練習もしなきゃいけない。
やる事は沢山あるよ。」


「俺の代わりに入るんだから、守備もしっかりしろよな(にこにこ)」


「頑張るっす!!!!!」










帰り道。









「明日は研磨さんにも練習に入ってもらいます。リエーフの方は私が。」


「うん、わかった。リエーフよりよっぽど犬岡の方がいいや。」


「リエーフが使い物になってきた以上、犬岡がスタメン落ちになっちまうからな。でもよかった。」


「…詩織なんでしょ?サイド推したの。」


「あ、はい。うちは烏野の旭さんみたいな3枚ぶろっくを打ち抜くエース級が現状いません。虎さんのスパイクは勿論、黒尾さんもそれなりになんですが、もう一枚どうしてもサイドが欲しかったので。」


「逆に言えば、リエーフがそのエース級になるかも、ってことだろ?」


「…一概にはいえませんけども、可能性の話ではあります。」


「今年は無理じゃないかな。リエーフが3年になった年にはありえそうな話だけども。」





相変わらず3人でいるとバレーの話ばかりだ。
それが日常の一部であり、当たり前の光景になっているんだ。




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