……そっか。
私と同じだね。
だって、犯人がどんな人かわからないんだよ。
もしナイフとか持ってたら、こっちが危険じゃない。
それに、現行犯でなきゃシラをきられた時に困るじゃん。
私、うずうずする気持ちを押さえながら、狭い掃除用具入れの中でじっとしていたよ。
するとね……。
その犯人らしき人が、教室の真ん中ぐらいまで移動したと思った頃、突然、ピタッと気配が消えちゃったんだ。
……なんで?
どうして気配が消えちゃったの!?
ちょっとパニックだった。
もしかしたら、さっきの気配は錯覚だったのかも……。
そんな気さえしてたよ。
でも、いつまでも考えてたってわかんないじゃん。
だから、思いきって掃除用具入れから出ることにしたの。
坂上君だって、そうするでしょ?
1、はい
【END騒動終結】
2、いいえ
【END異空間】