extra | ナノ
extra
※その場のノリにつきクオリティは度外視
※ただの小話というかネタ帳です



全部表示する
星願+教神だけ表示する
呉越同舟だけ表示する


堤くんと沢地さんと

本編から数年後、二人とも成人済み
二人はお互い敬語のままですが、わりと仲のよい飲み友達です



「聞いてくださいよ堤さん」
「なんですか沢地さん。あ、唐揚げラスイチ食べますね」
「長年疑問だったんですけどね」
「何がですか? あ、グラス空ですけど何か飲みます?」
「ビールお代わりで。吉田くんって寝てる時、たまに万歳してるんですよ。こんな感じで」
「万歳してる沢地さんクソシュール……すいませーん、ビールとかち割りワインお願いします」
「いや俺のことはどうでもよくてですね。吉田くんがたまにこうやって腕を布団から出して寝てる時があって」
「吉田くん寝相悪いんですか?」
「いえ、わりと寝相はいい方なんですよ。それなのに時々両腕が布団から出てるから不思議だなぁて思ってたんですよ」
「赤ちゃんみたいですね」
「そうなんです!!!」
「うわ、急になんすか」
「堤さんは赤ちゃんって何で万歳して寝るか知ってますか?」
「知るわけないッス」
「体温調節とか色々あるらしいんですけど、一説によるとリラックスしてると万歳するらしいんですよ」
「なるほど、吉田くんは心からリラックスしてる時に赤ちゃんのように万歳して寝ると」
「だとしたら可愛すぎません?」
「いや、可愛くはないです。いい大人が赤ちゃんって」
「もう俺、ネットでその情報見た時、愛しさで気が狂いそうになったんですけど」
「現在進行形で気、狂ってるんとちゃいます? あ、かち割りワインこっちです。あとキャベツおかわりお願いします」
「もうそれが見たくて最近ちょっと寝不足なんですよね。夜中に起きなきゃいけないんで」
「もうなんか怖いです、そこまできたら」
「え、何がですか?」
「自覚ないし!」


「これ悪質なノロケや」と気づいた時の晴巳は食と酒に走ります。

2018/12/18



一真と晴巳の小話

※もしかしたら本編で既出かもしれない

「今更だけど、一真の部屋にコタツあるのってなんか意外」
「意外?」
「なんというか、部屋の雰囲気に合ってないっていうか、インテリア重視っぽいこの部屋には浮いてる気がする」
「……変か?」
「いや、俺はコタツ賛成派だからむしろミスマッチなのが醍醐味だと思うけど」
「…………けど?」
「一真とコタツが結び付かない感じはする。一真寒がりな方じゃなくね?」
「……晴巳が」
「俺が?」
「寒がりだろ」
「オレが、サムガリだから、コタツ?」
「すげぇカタコトなってんぞ」
「え、なに、わざわざ買ったの?」
「わざわざっていうか……」
「ていうか?」
「あ、湯沸いたから珈琲淹れてくる」
「なにそのごまかし」

だいたい浮かれてる一真氏

2015/10/27



吉田くんはお化けがこわい

ある日の吉田くんと堤くん

「吉田くんさぁ、夜遅くに鬼電かけてくるのやめてくれない?」
「だって……! だって……!」
「ホラー番組はもう見ないようにしなよ」
「だって、番組予告だけ見たらもっと怖いんだもん」
「かわいこぶりやがって」
「もう! そういうんじゃないって!」
「だいたい何で俺に電話かけてくんの? 沢地さんにかければいいじゃん」
「恥ずかしいだろ!? こんな年になってお化けにビビってたら!」
「大丈夫だって。あの人わりとそういうベタなの好きそうだから」
「なんの話?」

2015/07/29



堤くんと吉田くん

「ねぇ堤くんや」
「なんだい吉田くんや」
「これは俺が参考にするとか、そういうわけじゃないんだけど」
「前置きが長い」
「いやさ、あの」
「なに、もじもじしちゃって」
「き、聞きたいことがあって!」
「だから何?」
「あ、あのね、堤くんは初デートってどこに行った?」
「……動物園」
「ま、マジでぇえ!?」
「いやあれはノーカウントになるかな……なるな。やっぱホームセンター……でもないな、映画のときもまだ付き合ってないし……」
「(すごい複雑な顔してる)」
「あれだ、病院」
「えっ? 初デートで?」
「……初デートで」
「何したの、そのとき」
「リンゴ剥いた」
「りんご……」
「ウサギ型に」
「うさぎりんご……」
「何か文句ある?」
「いえ、何もございません」

2015/07/08




prev|back|next


×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -