rode-2



「なぁ?お前んなモン腰からぶら下げてっけど闘えるのかよ?」

ライにサンジが訪ねる。

「そういえばそうだよな?ゾロが持ってる刀よりでかくねぇか?」

『まだ、仲間いんのか?まぁ、いい。だが、その子おぶってるルフィよかは役にたつと思うよ?』

話ながら3人は山を駆け登る。

「そういやぁよ。知ってるか?」

「んだよ」

サンジが返事をするのと同時にライは先頭を走りつつ視線をルフィに投げ掛ける。

「雪国で生活してる奴は寝ねぇんだぜ?」

「はぁ?んなわけねぇだろ?」

ビュン ガン

「いや、本当なんだって!考えてもみろ!こんな寒いとこで寝ちまったら死んじまうだろっ!」

ビュン ビュン ドガーン

「どこで聞いたんだよ。そんな話………あぁ、ウソップか」

ビュン ドーン

「ちげぇよ!村にいた時にマキノの店に来てたおっさんから聞いたんだ!」

ビュン ビュン ビュン

「あのなぁ、そんな事言ったら。あのドルトンってぇおっさんの家にはベットがあっただろぉが!」

………………。

「ん?そういえばそうだな…!じゃあ、あれだ!死んだ時に使うんだろ!なぁ!ライ」

ビュン ドガーン

『………何でそこで俺にふるんだよ。寝るぜ?普通にな』

ビュッ ビュン ビュン

「ならルフィこれは知ってるか?雪国に住むレディー達の肌は信じられねぇ程白くてスベスベなんだ!」

ドガガーン

「なんだよ、それ。何でなんだ?」

ビビュン ドガ

「そらおめぇ、この雪の白さで肌は染まり、寒さに体を摩るからに決まってるだろ!なぁ!ライ!」

『おめぇもか………』

3人仲良く話ながら山を登るが先程から、白い大きな物体が3人目掛けて突進してきていた。

「「おめぇら、うぜぇよ!」」

痺れを切らした二人が一斉に攻撃を仕掛ける。

『あ、ダメだぞ…って遅かったか…。そいつらがさっきドルトンの言ってたうさぎだ』

「うさぎ?どう見ても熊にしか見えねぇだろ」

「いや、だが白くて耳がなげぇ…」

「じゃあ、うさぎか…」

「あぁ、うさぎ……があんな凶悪な顔しててたまるかぁ!」

サンジの怒声に耳を塞ぎながらライは言葉を返す。

『んな事言われてもなぁ…これがラパーンでちょっと狂暴なうさぎだけど、でかくてもふもふで可愛いじゃねぇか』

そんな会話をしてる内にもラパーンは3人に襲い掛かる。

「これのどこが可愛いんじゃ!ボケぇ!おい、ライ!お前の目は節穴か!」

「可愛いかわかんねぇけど、1匹俺の船に欲しいな!」

『だろー!なつけば可愛いと思うんだよ!捕まえるか?ルフィ?』

「おう!そう「させるか!クソゴムー!」なんだよ、サンジ。のりわりぃなぁ」

『そうだぞ!サンジ!』

その瞬間サンジが向かってきた数匹を蹴り飛ばす。

「誰が世話すんじゃ!しかも、俺らの船はてめぇの食費で一杯一杯なんだよ!」

『それなら、しょうがねぁな!金持ちになったらまた来いよ』

「来るかっ!あほんだらぁ!」

「『ちぇー』」

そして、ふざけるのも終わりにするとラパーンが一斉に飛びかかってきた。
ライも剣に手をかけ身構えると、ラパーンの元へ一気に移動すると、片っ端から一閃をいれラパーンを倒していく。
ライの動きにルフィとサンジが驚きながら、二人も攻撃しようとするが。
サンジがルフィを止める。

「おい!ルフィ!おめぇは攻撃すんなっ!」

「何でだよっ!」

「おめぇはナミさんを背負ってんだぞ!攻撃は全部避けろっ!」

「んな事言ってもよ!」

「こっちにはあいつだっているんだ!避けて、避けて、避けまくれ!で、退くなっ!」

「それ!逆にむずかしいぞっ!」

「難しくたってやるんだよ!1にナミさん、2にナミさん!3、4もナミさんで5もナミさんだっ!」

その会話を聞いたライはニッと笑みを見せると声を張り上げた。

『ルフィ!サンジ!俺に任せとけ!道は俺が拓いてやる!』

剣を持ち直すと、タンと飛び上がると群がり襲ってくるラパーンの群れに飛び込むと一瞬でラパーン達を地にひれ伏せた。
ピューとサンジは口笛を鳴らすとルフィが口を開いた。

「おめぇ、すげぇじゃねぇか!なぁ!俺らとこれが終わったら一緒に海賊やろうぜ!」

『…………そうだな…考えとくよ』

そう返したライに少し不服そうな顔を見せるもニカっと笑ったルフィが言った。

「まぁ、断っても無理矢理連れてくけどなっ!」

『強制なら誘う意味ねぇだろ…』

「覚悟決めといた方がいいぜ?」

ライの肩にポンと手を置くとサンジが続ける。

「あいつは言った事はぜってぇ曲げねぇ…俺らも結構困らされてんだよ」

苦笑いを浮かべるサンジにフと笑みを見せるとライは話し出した。

『それでも着いていく程、いい船長なんだろ?』

そう言ったライにサンジはパチパチと瞬きをして凝視すると、同じ様にフと笑いを洩らすと、

「そうかもな…」

少し離れた位置からルフィが叫ぶ。

「おめーらー!なにやってんだっ!早く行くぞー!」

『ほら、君らのキャプテンがおまちかねだ…行こう』

そういったライに続いてサンジは歩き出した。



眩しいその絆

(たく、あいつ顔だきゃ無駄に綺麗だな…はぁ)
(なぁ、ここからどれくらいでつくんだ?)
(この道を真っ直ぐ進めば、ドラムロックの麓、あと少しだよ)
(よし!行こうぜ!)

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