- ナノ -





皆々様こんにちは、リーグ総合秘書、ヨツバでございます。



さて、突然だが、今日は設備の点検とかでリーグがお休みだ。

そう、つまり休暇でございます。

リーグ関係者に休暇なぞあってないようなモノだ。あ、でもナギサのニートのやる気次第で暇になる時期がある。まあそんなことはどうでもいい、とにかく今日は休暇なのだ。


「しかしやる事がねーんですよ」
「誰に向けて喋っているんですか。」


兄さん、突っ込んだらダメだよ。しかし本当に…。


「ニタ動も掲示板もホモ漁りも気分じゃないんだよね。」
「お前が自堕落に過ごしているからです。そっち系以外の趣味は」
「無いよ」
「言い切るな」

でもそういうことってない?自分が普段喜んでやっていることにやる気を感じられない時。何をすべきかわからなくなるとき。

まあ、今日はひたすらゴロゴロするのも一つの手かもしれない。そういえば、安みにぐうたらしてたり、やりたい事がわからなくてただ悶々としてると、大人は「休日を有意義に過ごしてうんぬん」などと偉そうに説教しますが、その「有意義な過ごし方」とやらを具体的に教えてはくれないよね。有意義かどうかは自分が決めることだ。

まあ、それはさておき。

「なら年頃の女らしく、どこか出掛けてみたらどうですか。」
と、兄さんが女性向けの観光雑誌を押し付けてきた。
いろいろな街の面白そうなスポットがたくさん載っている。

「あー、出掛けるのもいいかもね。このソノオのカフェとか良さそう。」
「行ってこればいいですよ」
「それじゃあ兄さん、奢ってください」
「ドータクン、この馬鹿をチャンピオンロードにでも捨てて来なさい」
「冗談ですよ。」

根性がひん曲がっててケチな兄さんに期待してません。と毒づくと頬をつねられた。オーバさんのアフロが感染ればいいのに。

「いい歳こいて金をせびらないでください。出掛けるならとっとと行きなさいこの愚妹。」
「はいはい、行ってきます愚兄」

憎らしいワカメに背を向けたところで、私ははたと気づいた。

「兄さん、出かけずとも暇を潰す方法を思いついたよ」
「ほう。何ですか」


「今ここでリョウさんとホモホモしい絡みをしてよ」
「ドータクン、この猥褻物を滝壺にでも捨ててきなさい」
「ちょ、冗談ですかr…アッーーー!」





馬鹿げた会話
(息を吐くように

  憎まれ口を叩く)






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