- ナノ -
prologue
あの人は私にとっての光なの。



太陽より明るく、優しく、眩しい、そんな光。



あの人のことを思えば、どんな悲しい気分も、辛い気持ちも晴れたわ。



それくらい、あの人は大切な人なの。




だけど私は、普通の「恋する女の子」がするような可愛らしいアピールはできないし、したくない。



どうせなら、思いっきり挑発的な恋がしたいわ。




だってあの人は、恥ずかしがり屋でかわいいんだもの。




私、絶対諦めないわ。





だから、覚悟しておいてね?












「大好きよ、竜ヶ崎君」
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