■ 加州に理想のお嫁さんプレイをしてもらう
目覚めると加州が笑いかけてくれた。
「おはよ、主」
ツンと凛々しいけれど、女子と見まごうほど線の細い顔立ち。クールな見た目と対称的な、ハートと媚がたっぷりの甘ったるい呼び方。
を、股間から。
「……あ、これは理想の新婚生活」
可愛い嫁から朝勃ちフェラされながら起こされたい、なんて、ネットでぼやいたことあるな。まさかのボヤ騒ぎがここで起こっているわけだが。肘をついて上半身を起こす。
「俺ってば理想のお嫁さん?」
えへへ、なんて笑いながら、加州はネイルをした指の先でクリクリとちんこの先端をこね回してきた。
「そーね……もうそれでいいかもね」
この本丸の中で嫁にするなら加州かな。男だけど可愛いし、女の子だってここまで尽くしてくれる子なんて滅多にいないし。……もうそれでいいか。
「やったー!俺、頑張っちゃうね」
加州は声を弾ませると、撫で回していた俺の先端にちゅっと音を立ててキスをした。それから、パクリと亀頭を咥えて、舌先でコロコロと飴を転がすように窪みを舐め回す。根っこの辺りは指先でゴシゴシと扱いてくる。涎が垂れているせいか、ヌルヌルして気持ちいい。
「ふぁ……主、気持ちいい?」
俺のいい返事を期待しているのだろう。加州のキラキラした目が俺を見つめる。
「んー。精子がそこまで来てる」
「どんどん来ちゃって!」
先端から溢れるガマン汁をチュッと吸い取って、今度はズルっと口の奥まで咥えてきた。暖かく湿った口内は大変結構なもので、快感が付け根の辺りからじーんとこみ上げてくる。
喉の手前まで飲み込むと、加州は俺の陰毛に顔を突っ込むような形になった。ちょっと苦しそうにしながら奉仕されるとね。……うーん、毎度ながら、いじめたくなる。
「っ……」
震える息を一つ。背中まで小さく震えている。もしや全力で奉仕していることに感じているのかもしれない。
俺はしっかり背中を立てて、加州の首筋に触れる。ピク、と加州の肩が跳ねた。
「やっぱ口じゃもったいないなー」
暗に挿れさせてよ、と言う。加州は嬉しそうに顔をトロンとさせた。
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