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2

生まれたままの姿でベットに戻る。すると、何故かベットに戻った途端、十夜さんは座り込んでしまった。「と、十夜さん?」
「陽太君、どうしよう…僕、体おかしい…」
「え?」
十夜さんの言葉にオーナーが何かしたのか、と考える。だが、愛し合う行為は今日いきなり決まったものだ。それは考えにくい。困惑する俺を他所に、ついには泣き出してしまう十夜さん。何がなんだか分からない。
「陽太君、陽太君…」
「だ、大丈夫?十夜さん。止める?」
俺の名前を呼んですがりつく十夜さんに、オロオロしてしまう。シタいのは山々だが、体調が悪いのに事を進めるのは本意ではない。
だが、十夜さんは、
「ち、違うの、陽太君…」
「え?何が?」
「お尻とか、陽太君に触られた所が変なの。お願い、陽太君…」
そう言うと、潤んだ瞳で上目遣いで俺を見ながら、
「助けて…一杯触って、愛して……」
そう言った。その言葉に、俺の理性がぷつっと切れた。
「ぃやぁん…駄目ぇ…ようたくぅん……」
「駄目?止める?」
「やぁ…っ!違うよぉ…!!もっと、愛してぇ…!ようたくぅん……!!」
十夜さんが作るお菓子より甘い甘い声が響く。俺が愛を伝える為に触れる度、十夜さんは甘く可愛らしい声で鳴く。正直、早く一つになりたい。でも、俺に愛されて可愛らしく鳴く愛しい人をもっと見たい。
「やぁんっ!乳首、駄目ぇ…!!」
「じゃ、こっちにしようか?」
「いやぁ…!おちんちん、気持ちいいよぉ…!!」
「んじゃ、どっちも愛してあげる」
「駄目ぇ…!どっちも愛しちゃ、駄目ぇ…!!気持ち良くて、おかしくなっちゃうよぉ…!」
ふるふる震えながら、卑猥な言葉を惜しげもなく口走る十夜さん。可愛らしい声で淫らに鳴く十夜さんは正直、たまんない。乳首をくりくり弄ったり、舌で苛めたりするだけで可愛い鳴き声をあげるし、とろとろ蜜を溢す性器を撫でたり揉んだりするだけで可愛い悲鳴をあげる。やばい。十夜さん、初めてとは思えない程、淫らで可愛い。自然と俺の熱も高まる。
「いやぁ…っ!熱くて固くておっきぃの、擦り付けちゃ、駄目ぇ…!!」
我慢できなくて、完全に勃起した性器を十夜さんのピンク色の性器に擦り付ける。それだけで、十夜さんの性器はとろとろと甘い蜜を溢す。俺も煽られっぱなしで、我慢できない。ゆっくり腰を動かし、十夜さんに俺の存在を教える。
「駄目ぇ…!駄目だよ、陽太くぅん…!!」
「ん?気持ちよくない?」
「やぁ…!気持ちいいのぉ…!!熱くて固くておっきいの、そんなにしたら、我慢できないよぉ…!」
あんあん甘ったるく可愛い鳴き声を出す十夜さん。それに更に激しく腰を動かすと、可愛い悲鳴をあげる。
「いやぁ…!も、もぅ…!!」
「イきそ?」
「イっちゃうよぉ…!あぁん、陽太君、陽太くぅん…!!もぉ、駄目ぇ…!」
一際可愛く鳴くと、十夜さんの性器から、白濁した蜜が飛び出た。十夜さんのお腹を汚したそれを救い、アナルの入り口を撫でる。すると、十夜さんはびくびく震えながら、俺の腰に足を絡ませ、腰を妖しく揺らめかせる。
「あぁん…駄目ぇ…陽太君、我慢できないよぉ……」
「何が?何が我慢できないの?」
「お尻…もっと、弄ってぇ…!奥にいれて、弄ってぇ…!!なんか、奥がムズムズして、おかしいのぉ……!」
…なんて、淫乱な。本当に十夜さんは初めてなのか?
ローションを取りだし、掌に垂らす。すると、
「やだっ!それ、使わないで!!」
十夜さんが叫び、嫌がった。よっぽど嫌なのか、ついさっきまでトロトロ蜜を溢していた性器が萎えている。といってもなぁ…
「十夜さん、これ使わないと痛いよ?」
「それでも、嫌っ!お願いだから、止めて!!」
さっきとは違う意味で泣きそうな十夜さんを見て、俺は溢したローションを拭き取った。それにほっとした十夜さんを安心させるように口づける。
「ん…ぁ…はふ……」
口付けに答えながら、十夜さんが妖しく腰を揺らめかす。それに応えるように、俺も腰を擦り付け、十夜さんの性器と自分のを擦り合わせる。
「ぁん…駄目だよ、陽太くぅん……」
淫乱モード、スイッチオン。十夜さんはスイッチが入ると、とんでもなくエロくなる。乳首を含み、舌で苛めると、すぐに甘い悲鳴が響く。
「いやぁ…!乳首、苛めちゃ駄目ぇ…!!我慢、できなくなるよぅ…!」
「もっと、愛してあげる…」
そう言いながら、乳首を片方口に含み、舌でチロチロ舐めたり、もう片方を捏ねたり、性器を擦り付けると十夜さんは悲鳴をあげた。
「いやぁ…!そんなに一辺にしないでぇ…!!我慢できないよぉ…!」
「我慢しなくていいよ、十夜さん。トロトロに溶かしてあげる…」
「やぁん…!我慢できないよぉ…!!お尻も弄ってぇ…!」
「はいはい。すぐに気持ちよくしてあげるね」
そう言っておきながら、わざと入り口をこしょこしょいじるだけで、十夜さんの蜜で濡れた指を中にはいれてあげない。それにすぐに焦れたのか、十夜さんは腰を妖しく揺らめかし、催促してくる。
「お願い、弄ってぇ…!お尻の中にズポズポ指いれて、気持ちよくしてぇ……!!一杯、愛してぇ…!」
「ふふっ。可愛いなぁ、十夜さん。そんなにケツマンコ弄って欲しい?」
「弄って、弄ってぇ…!ケツマンコに指いれて、ズポズポして、気持ちよくしてぇ…!!一杯、愛してぇ…!!」
…凄い。わざと卑猥な言葉を使ったんだけど…十夜さん、何の躊躇もなく使った。これは開発したら、もっと淫らで可愛い恋人になるかも。
内心、ウキウキしながら、キスして、アナルに指を突っ込む。そこは十夜さんの蜜と俺の先走りで濡れていた。しかし、いくら濡れているとはいえ、十夜さんは男。解しながら、奥に指をいれていく。すると、十夜さんは堪らなそうに腰を淫らに妖しく振りながら、俺を誘う。
「あぁん…!駄目だよ、陽太くぅん…!!気持ちいいよぅ……!」
「もっと、気持ちよくしてあげるよ、十夜さん…」
「…え?」
とろん、と快感に染まりきった十夜さんに囁くと、
「いやぁぁぁん!駄目ぇ…っ!!そこ、苛めちゃ駄目ぇ…っ!」
見つけた前立腺を擦る。すると、十夜さんは悲鳴をあげて、嫌々と首を左右に振ってよがりなく。俺の性器にぴったりくっついた十夜さんの性器も更に蜜を溢し、俺の先走りと混じりあう。
「やあぁん…っ!やだぁ…っ!!駄目ぇ…っ!そこ、駄目ぇ…っ!!お、おかしくなっちゃうよぉ…っ!」
「おかしくなっちゃうくらい、愛してあげるよ、十夜さん」
「ひやぁあ…っ!駄目、駄目ぇ…っ!!よ、陽太君、助けてぇ…っ!助けてぇ…っ!!」
悲鳴をあげてよがりなく十夜さん。力の入らなくなった腕をなんとか伸ばし、俺にすがりついて鳴いている。あぁ、なんて愛しい。
「もっと愛してあげる」
「んふ…ぁはあぁん……」
そう囁くと、深い口付けをしながら、指を動かした。涙を流し、十夜さんの口で混ざった二人分の唾液が溢れる。どろどろに解け合いながら、俺達は愛し合う。
「ん…そろそろ、いいかな?」
「うひゃあ…っ!」
俺の指を三本、美味しそうにくわえていた十夜さんのアナルから、頃合いを見て指を引き抜く。すると、十夜さんは悲鳴をあげて軽くイった。荒い呼吸を繰り返し、涙を流しながら俺を見つめる十夜さんに、俺ももう限界だ。早く一つになってこれ以上ないくらいの快感の中で愛し合いたい。
「十夜さん、いい?」
「…ふぇ?」
「俺、これ十夜さんの中にいれて、十夜さんと一つになって愛し合いたい」
そう言いながら、俺は十夜さんの手を取って自分の性器を握らせる。すると、十夜さんは目を見開き、顔を真っ赤にして俺を見詰める。
完全に勃起した俺の性器は熱く、赤黒く血管を浮き上がらせ、グロテスクだ。それをあえて握らせたのは、そんなのでも挿入してもいいかという最終確認。正直、俺、ここで断られたら泣く。でも、あくまでも俺は十夜さんの同意を得て、一つになりたい。こんな俺と一つになっていいか、ちゃんと十夜さんに聞いておきたい。
「…うん、いいよ」
恥じらいながらも、十夜さんはにっこり笑って、頷いてくれた。
「僕も…陽太君と一つになって、愛し合いたいよ……」
「…十夜さん!」
十夜さんの言葉に感極まった俺は、深く深く口付けると、俺のから十夜さんの手を離し、十夜さんの足を左右に開いた。すると、十夜さんの全部が俺の目の前に現れる。
俺に愛され、仄かに色づいた体。何回かイったせいで、所々白濁した蜜がついていて、卑猥。十夜さんの性器は俺の愛撫でトロトロと蜜を溢し、早く触って欲しいと訴える。さっきまで俺の指を三本くわえていたアナルは赤く色づき、ひくひく蠢いて俺を誘う。全部全部、俺が十夜さんにこれ以上ないくらいの愛を注いだ結果だ。正直、堪んない。早く一つになって、十夜さんの全部を愛したい。
「あ…っ!やぁん……!!」
十夜さんのアナルに俺の性器の先端を擦り付けると、十夜さんは甘い鳴き声を出して、腰を淫らに揺らす。そんな十夜さんの細い腰を片手で掴み、ゆっくりと一つになる。もう片方の手で性器を愛撫しながら、なるべく痛くないように繋がる。
「や…や……!駄目だよ、陽太くぅん……!!」
「痛い?十夜さん?」
「ち、違うよぉ…!そ、そんな風にしたら、駄目ぇ…!!」
「え?」
思いがけない言葉に、思わず止まる。すると十夜さん、とんでもない事を言った。
「お尻にそんなに熱くて固くておっきいのいれているのに、おちんちん触られちゃったら、またイっちゃうよぉ…!」
「…十夜さん!」
「いやあぁぁぁんっ!」
十夜さんの言葉に煽られて、一気に奥まで入れると、十夜さんは悲鳴をあげて、またイった。どんだけエロいんだよ、この人。
思わず、一気に一つになってしまったが、繋がった所を撫でると血は出ていない。それどころか、
「あっ…あっ…!凄い…!!陽太君、僕の中でドクドクいってる…!」
なんて、うっとりしながら呟いている。
「十夜さん、大丈夫?痛くない?」
「平気…僕達、今、一つに繋がっているんだね……」
「うん…ほら…」
「あ…っ」
尋ねると、十夜さんは幸せそうに呟く。そんな十夜さんの手を取り、繋がっているところに持っていく。ちゃんと一つになっている事を確認すると、十夜さんは微笑んだ。
「嬉しい…僕、今、陽太君と一つだ…」
「そうだよ…俺達、今、一つになっているんだよ?」
「ん…嬉しい、嬉しいよぉ…」
「十夜さん…」
泣きながら喜ぶ十夜さんに、触れるだけのキスを繰り返す。が、十夜さんの中は早く愛して欲しいと蠢いて俺を誘うので、我慢できない。
「十夜さん」
「ん?何、陽太君?」
「俺の全部、十夜さんにあげる。だから…」
そう言って、十夜さんの細い腰を掴む。
「十夜さんの全部、俺に頂戴?」
「…ああぁぁぁっ!」
言い切ると同時に、思いっきり十夜さんを貫いた。そのまま、俺は十夜さんを激しく求め、愛す。
「十夜さん、十夜さんっ!」「やぁぁっ!陽太君、激しいよぉ…っ!」
「ごめん、我慢できないっ!」
「ひやぁあ…っ!駄目ぇ…っ!!そんなに激しいと、またイっちゃう!!」
「イっていいから!好きなだけ、イかせてあげるから!!だから、十夜さん、頂戴っ!」
「あぁんっ!そんなに奥までしちゃ、駄目ぇっ!!またイくぅっ!」
悲鳴をあげて、またイく十夜さん。何度もイったせいで、俺の腹にも十夜さんの白濁した液がついている。俺もそろそろ、限界。


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