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かわいこちゃんは鬼畜です

ヴ…ン



小さな小さな羽音のような機械音が体の中から響いてくる。


カタ、カタカタ


上村は震える手を必死に隠しながら書類を書いていた。



「一休みしましょうか。私はこの書類を職員室に提出に行ってきますね。」
「じゃあ俺は小暮の所に愛でに行ってくる」
「そんな申告はいりませんよバ会長」


山本が、そう言った会長を手にした書類でスパンとはたく。


「じゃあ僕は上村先輩とお茶の用意をしておきますね!さ、上村先輩!キッチンに行きましょうか」
「ヒ…!あ、う、うん…」

草壁が上村の肩をポンと叩くと、上村は大げさに体をビクつかせた。


「どうしました?大丈夫ですか?」
「だ、だいじょうぶ…。お茶、用意してくるよ〜」


ゆっくりと立ち上がり草壁とキッチンに向かう上村を見届け、二人は生徒会室を出て行った。


「く、さかべちゃん、も、許して…」

キッチンに着くなり上村はへたりとその場に崩れ落ちた。

「だめですよ、上村センパイ。センパイが悪いんですからね?まだお仕置きです。わかってますか?」

カチ、カチカチ

「っ、きゃああう!やめ、やめてぇ!」

かわいい顔をぷくりと膨らませ、草壁は手にしたリモコンのスイッチを強にした。
事の始まりは今朝に遡る。上村が生徒会室に向かっていたら、1人の生徒に呼び止められた。振り向くと同時に相手が躓き、こけそうになったのを上村が助けたのだが、その生徒はどうやら上村に好意を寄せる1人だったらしく、わざとこけたふりをして上村に抱きついたのだ。
そんな事とは知らない上村は、助けた生徒に
「大丈夫?」
と優しく声をかけた。だが次の瞬間、上村が助けた生徒はここぞとばかりに上村にキスをしたのだ。


一瞬の出来事で避けられるはずもなく。運の悪い上村は、事のすべてを恋人である草壁に見られていたのだった。

草壁はにこりと冷ややかな笑みを浮かべ、上村をトイレの個室に引きずり込んだ。そして泣きながら謝罪する上村のアナルを射精寸前までいじり倒し、寸止めの状態でペニスにコックリングを装着し遠隔操作のできるバイブを中に埋め込み、今日一日を過ごすように命令したのだった。



「やああ!ごめ、ごめんなさい!草壁ちゃ、ごめんなさいぃ!あっ、あっ、許してえ!」



がくがくと痙攣しながら何度も何度も謝罪する。草壁はそんな上村の姿に恍惚として舌なめずりをした。


「いやあ!イく!イクイク、きゃぁッ、ん!あ―――!!イクゥ――――――!!」


ガク、がくがくガク。


体を激しく跳ねさせ、上村は射精を伴わない絶頂を迎えた。


「ひぃ!いやぁ、やら、とめ、とめてえぇ!あ、あ、やっ、イ、きたい、イきたいよぉ!許してえ!」
「ふふ、何言ってるの?イってるじゃないですか。今日何回目かなあ?欲張りですね、上村さんは。」

くすくすと笑いながらリモコンを止める。上村は涙と涎でぐしゃぐしゃの顔を草壁に向けた。

「ちが、ちがぅの…、だ、したい、イきたいよぅ…、せいし、出したいの…ひっく…くさかべちゃん、せいしださせてぇ…」


ぶるぶると痙攣しながら草壁に懇願する。草壁はしゃがみ込んで上村に口づけ、ねっとりと舌を絡ませた。

「ふぅ…!んんぅ…!」

今日一日散々空イキをさせられ、敏感になった体は草壁に舐められる舌だけでもイってしまいそうだった。
上村は草壁におねだりするように、口内を蹂躙する草壁の舌を必死に追いかける。


しばらくして、ちゅぱ、と音を立て草壁が離れる。そして上村のズボンを脱がせ、ペニスからコックリングを外す。バイブは入れたままだ。
立ち上がり、ズボンのファスナーを下げて自身を取り出した。


「膝をついて、かかとをお尻の穴に押しつけてください」
「…!」


上村は一瞬躊躇した。そんな、そんなことをしたら、自分でバイブを押し込む形になってしまう。

「聞こえないの?できないならまたコレつけようか」
「!やっ、やだ!やる、やるから!」


目の前に出されたコックリングに、慌てて言われた体制を取る。


ぐり…


「ひ…ぅ」


言われた通りにかかとを押し付けると、一段と奥にバイブが当たる。


「いいこ」


そう言うと草壁は、そのまま後ろの壁に上村を押し付け、股の間に自分が入り込み両足を開き、足を大きく開脚させるような体制を取らせた。



「舐めてください。上手くできたらご褒美をあげますよ。」



目の前に出された草壁のペニスに、上村はそろそろと舌を這わせた。

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