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2

俺の部屋の風呂場はかなり広い。湯船はゆうに三人は足を伸ばして浸かれるくらいあるし、洗い場だって二人余裕で寝転がることができるくらいだ。会長特権てやつだ。


俺は洗い場の椅子に座り、小暮を黙って見つめている。
今、小暮は四つん這いになって俺に尻を向けている。羞恥のため、顔を真っ赤にして泣きそうになって震えている。


「早くしろよ」


俺が声を掛けると、小暮は恐る恐る自分の後孔に手を伸ばした。



先ほど引きずってきてから、俺は小暮に俺の服を脱がして、自分で全裸になるように命令した。驚きに目を見開くも、震える手でゆっくりと俺を全裸にし、自分も服を脱ぐ。二人とも裸になったところで、風呂に引き入れる。
俺は椅子に座り、小暮に俺に尻を向けて四つん這いになるように命令した。

「俺の前でオナニーしろ。自分で後ろをほぐして、俺のチンポを挿れるんだ」


俺の言葉に、小暮が目を見開く。

「あ、綾小路…」
「できないのか?じゃあ許してほしくないってことだな。俺と終わりって事か」

終わり。俺の口から出た言葉に、小暮がひゅっと息をのみ、激しく首を横に振った。

「じゃあやれよ。俺を満足させてみろ」

冷たく言い放つ俺に、泣きそうになりながら小暮は命令に従いはじめた。



ボディソープを手に取り、ぬるぬるとアナルに塗りつける。

「ふ…、ん…」

閉じきったアナルを解すように入り口を指先で擦る。しばらくするとアナルはぱくぱくと開閉し始めた。自分で緩くなったのがわかったんだろう、入り口をくるくるとなぞっていた中指をつぷりと入れる。

「あ、う…」

ゆっくり、ゆっくりと根元まで埋め込んでいく。指が一本収まったところで、小暮はくちくちと中で指を動かし始めた。

「あ…っ、あ…、あ…」

動かしていただけの指を、出し入れする動きに変えていく。
抜き差しをするたびにぬちぬちといやらしい音が風呂場に響き渡る。


俺は黙ってそれを視姦した。

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