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「な、なんで…」
「クラスの奴が教えてくれたんだよ。お前がホストに肩を抱かれてホテル街に消えてったって。
なんでだ?そいつのこと、好きなのか?」
聡に言われ、体が震える。まさか。誰かに、見られていたなんて。
…でも、かえって好都合かもしれない。
「…別に、聡に関係ないでしょ?僕が誰を好きだろうが、その人と何をしようが。
あ、聡が砂森くんとそういう関係になったとき、わからないことがあったら教えてあげるよ。」
なるべくいつも通りの口調で言うと、いきなり聡が僕をベッドに押し倒した。
「さと…」
「人にえらそうに焦るななんて言っといて、自分はちゃっかり誰かとエロいことまでしてたんだな。
わからないことがあったら聞け、だって?
―――ああ、じゃあ頼もうかな。教えてくれよ。………お前の体で。」
言うなり、僕のシャツを思い切り破り捨てる。
……僕は大好きな人に、強姦された。
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