×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -




1

4500ヒット、まい様リクエストの『美形×平凡』です!
美形は芸能人かモデルとのご希望でしたので、芸能人で設定させていただきました。


ではどうぞ!


―――――――――――

今、飛ぶ鳥を落とす勢いのアイドルグループ


『リアル』


四人からなるメンバーは、全員が180を超える身長でスタイル抜群。超イケメンだ。

中でも絶大な人気を誇るボーカルの『ENJI』

他のメンバーと違い、年齢以外の素性は一切明かしておらず、容姿・才能においても群を抜く。
彼は基本無口だが、俺様だ。
それでも、かえってその俺様が彼のカリスマに火をつけている。


「謎のカリスマ王子、ENJI…ねえ」


俺は、『リアル』について特集をしていたテレビを消した。
そろそろ3時、おやつの時間だな。



「しゅーちゃあああん!うがいしてきたよぉ、手も洗った〜!」
「うん、こっちもちょうど用意ができたよ。」
「わぁ〜、今日はホットケーキだあ!オレ、これ好きぃ」



アツアツのホットケーキを前に、ふにゃあとだらしない笑顔を見せるゆるゆるイケメン。


――――リアルの炎蒔。

先ほどテレビで言われていたカリスマアイドル、『リアル』のENJIだ。
そして俺は、


「しゅーちゃあん、切ってよぉ〜」


ぷくりと膨れ、ナイフをこちらに差し出す。はいはい、気がつかなくてすいませんね。
苛立ちをぶつけるかのごとくホットケーキを一口大に刻んでやる。


「ありがとぉ、しゅーちゃん。はい、お礼のちゅ〜」
「ばっか!いらねえ、や、め、んん――――!!」

ディープなキスをしながら俺の尻を揉みしだく。


「〜〜〜っやめろっつってんだろ、このバカ犬!!」
「きゃいん!」


ガツンと殴ってやると、ようやく離れた。


…俺は、炎蒔の幼なじみで、一応恋人だ。


[ 34/459 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]


top