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3

「あ、あぁん、…っく、ふぁ…」


一夜は、俺をゆっくりベッドに押し倒すと、軽くキスをしたあと首筋を舐め始めた。


そこは、さっき佐伯とか言う奴に舐められた場所だ。
あいつにやられたときは嫌悪感しか感じなかったのに、一夜に舐められるとぞくぞくと背筋に快感が走る。


舌が上へ下へと行き来するたび、びくびくと体が跳ねる。


「…あ…ん、やぁ…っ、あ、あは…
…んで、そ、こばっかりぃ…っ、はあぁん」


変な声が止まらない。やだやだ、こんなの俺じゃない。

いやいやと首を振るのに、一夜はそこを舐めるのをやめようとしない。



「やぁ、やぁん、あっ、あ…っ!」



ちくり、と痛みを感じたと思ったら、一夜がようやく顔をあげた。



「首弱いんだね、和ちん。びくびくしちゃってかわいい。
超かわいい声も聞かせてくれたし。
…あいつもそんな声聞いたのかとか考えるとむかつくけど、キスマークももっと濃いの付けなおしたしこれで消毒完了ね。」


あ、あの時ちくっとしたの、キスマークだったのか。
もっと濃いのって…


一夜の言葉に真っ赤になる。
…でも、


「うれしい…」


ふにゃ、と笑いながら付けられたであろう場所をそっと撫でると、一夜が息をのんだのがわかった。



「和ちん…あんま煽んないで」



一夜が真っ赤になって口を押さえる。

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